第248回「東京の印象」
第248回 探究型ワークショップ実施!
今回は『東京の印象』というテーマで探究していきました。
今回のテーマについて
ファシリテーターの木原です。
今回は曲の中で描かれる「東京」に着目し、その印象について探究していきました。
以前のグループトークの中でふと話題にのぼったものとなります。
自分で何曲か比べてみてまず気付いたのが、時代によって印象が違う事。
また最近発表された曲でも、演歌かそれ以外かでも違いはありました。
昔の問いってはあれですが、昭和の頃は
東京=発展途上の工業都市
のような印象があり、「東京砂漠」にもあるように煙たくて、何か大事なものを壊しながら発展し続ける街という感じなのかなと思いました。
もう少し最近の曲として、自分はMr.childrenの「東京」という曲に着目してみたのですが、その曲からは
・チャレンジし夢破れた人たちがいる
(上京=チャレンジ)
・でもそんな人々の想いをよそに今日も多くの人が行き来する街
・どんどん変化していく。ついてこれない人たちを置き去りにしながら
といった印象を受けました。
平成以降の曲で「煙たい街」「汚い街」という描写があるものは、そんなにない気がします。
ただこの2曲に共通して、
「大事な人が東京に住んでいる」
事が共通しているのが面白かったです。
今回探究できたのはほんの数曲なので、絶対に他にもまだ様々な描写があるのだと思います。
面白い描写があればぜひ教えていただきたいです!
グループトーク
参加者の意見・やりとり
https://search.yahoo.co.jp/amp/s/amp.natalie.mu/music/column/384506%3Fusqp%3Dmq331AQGsAEggAID
自分のイメージ
大衆としての東京のイメージを歌う曲が多い印象
→もともとなぜ東京の歌が多いか
→上京した方の歌が多い印象
コミュニケーション
余所者の街。
(あこがれも、悲哀も”外の人”の感想。逆に他の故郷ソングのような郷愁はほとんどなさそう、、、?
*でも、それこそがいいところかもしれませんね!
東京は今も昔も「都市」として描かれる。
童謡や合唱曲で東京について描写されているものを探したが、見つけられなかった、、
企画者の意見
【東京砂漠】
空が哭いてる 煤け汚されて
ひとはやさしさを どこに棄ててきたの
だけどわたしは 好きよこの都会(まち)が
肩を寄せあえる あなた…あなたがいる
あなたの傍で あゝ暮らせるならば
つらくはないわ この東京砂漠
あなたがいれば あゝうつむかないで
歩いて行ける この東京砂漠
煤け汚され
→東京は煙で汚染された場所
砂漠
→何もない場所(何でもあるのに)
【東京(ミスチル)】
東京を象徴しているロボットみたいなビルの街
目一杯 精一杯の
働く人で今日もごった返してる
信号待ち。足を止めて誰かが口笛を吹いてる
とぎれとぎれの旋律だけど
なぜかしら 少しだけ癒されてる
描いた夢
それを追い続けたって 所詮
たどり着けるのはひとにぎりの人だけだと知ってる
「それならば何のために頑張ってる?」
とか言いながら分かってる
この街に大切な人がいる
→
人がごった返している
有象無象の人々が歩いている、生活している
夢を追っている人が沢山いる
夢追い敗れた人もいる
思い出がいっぱい詰まった景色だって また
破壊されるから 出来るだけ執着しないようにしてる
それでも匂いと共に記憶してる
遺伝子に刻み込まれてく
この街に大切な場所がある
この街に大切な人がいる
→
移り変わっていく街
そしてここにも「大切な人」がいる
●時代によって変わる
・昔 発展途上の汚い街、何か大事なものがない、、?
・今 おしゃれな街、大人な街、多くの人が無表情で行き来する街
上記はいずれも東京にいる自分視点で描写されている
地方都市は単に港町であったり、現地の名物や自然に触れるものが多いが、東京はそこで得られる体験が描写される印象
ご参加くださった皆様、ありがとうございました!
またやりましょう!
引き続き、楽しくて学びになる探究を実施してまいりますので、お楽しみに!