【進路探究】2023夏特別号 第2回

こんにちは。木原です。

7月15日(土)に、中2生・中3生対象の進路探究特別号、第2回を実施しました!

今回も東京都三鷹市にある英語スクール「MEL School」の生徒さんを対象に、ステップアップスタディサロンの生徒も一緒に参加して、進路について深く考えていきました。

進路探究とは?

進路探究は、中学3年生が進路選択に対して主体的に考え行動し、納得のいく進路をようになるためのワークショップです。高校受験における進路選択が、

ここ「で」いいという選択ではなく
ここ「が」いいという選択に

なるようにしていきます。

そして最終的には

  • 自分はこうしたい/こうなりたい
  • だからここに進学する

と、進路について自分の言葉で他者に説明できるようになることが目標です。

3月に「そもそも高校には行った方がいいのか?」を真剣考えることから始まり、

4月号は「自分に合った学校とは?」

5月号は「学校見学の予定受験の予定を立て、何を見てくるのか考えよう」

・・・

という具合に、毎月その時期に必要なことをテーマとして扱っていき、1年かけて納得のいく進路選択を実現します。

今回の特別号について

東京都三鷹市にある英会話スクール「MEL School」の生徒さんを対象とした特別回です。7月・8月で計3回実施し、通常の進路探究の3月号~8月号までの要点を抜粋した内容となっています。

中2の夏休みに「学校訪問」や「学校調べ」がよく宿題として出されます。それらは「やれと言われたから」と受け身で取り組んでしまいがちですが、進路選択は自分の将来にとって自らがとる大選択です。そこで、進路選択に対して主体的に考え行動するとともに、最終的に学校訪問や学校調べを通じての気づきや考えをを自分の言葉で他者に伝えられるようになるためのきっかけとして、この進路探究を実施しています。

通常は中3生を対象としていますが、今回は中2生が参加できる形としました。中2のうちから進路について考えることにはいくつもメリットがあると考えます。今はまだ、この学校が気になる、興味があるくらいのものだとしても、早いうちから進路を意識することで、目的意識を持って定期テストや日々の学習に取り組むきっかけとなります。

今回のテーマについて

今回は通常の進路探究における4月号、5月号の内容から大事な部分を抜粋したものとなります。

自分に合う進学先とは?

日本には全部でいくつの高校があるかご存じでしょうか?

実は、文科省統計データによると、令和2年の時点で日本には4,874校の高校があります。

では自分が住む都道府県にはいくつあるでしょうか?

今回の参加者が東京都と埼玉県の中学生なので、その2つを例に挙げると、以下の通りです。

もちろん通学可能な範囲はあると思いますが、これだけ沢山ある高校の中から、自分にとってベストな高校をどのように見つければ良いでしょうか?

よく考えて選ぶ

Benesseが高校生に実施したアンケートによると、

約7割の高校生が

「進路についてちゃんと考えて決めて良かった」

と満足している一方で、

「ちゃんと考えて決めればよかった」

と、約3割の高校生が後悔しているそうです。

当然のことではありますが、このことからも、ちゃんと考えて進学先を選んだ方が良いということが分かりますね。

志望理由は様々

また、高校選びに際して重視したことについてのアンケートもあります。個人的に印象に一番印象に残ったのは、留学や、海外への修学旅行の機会があるという項目です。5人に1人がこれを意識しています。

もしあまり進学先について考えてない、あるいはどこでもいいかなと思っている方がいたら、ぜひこのことを知って考えてもらいたいなと思います。

君の友達も、実は進路についてここまで考えているかもしれないよ、と。

海外に行けるから良い高校だとは限りませんが、どのような理由であれ、自分が納得できる理由とビジョンを持って高校を選ぶことは大切です。

どんな学校が自分に合っているか?

今回も、中2の参加者が様々な意見を出してくれました。

自由度が高く、ある程度頭が良い学校。

好きなことができて、良い仕事に就ける。
⇒学歴があれば、良い仕事に就きやすい?

自由(≒楽しい)な学校
服装ルールなどに縛られたくない。

でも自由過ぎるとヤンキー校になってしまうから、ある程度勉強ができた方が良い。

まだ自分はやりたいことが決まっている訳ではないけど、就職のことを考えても、大学には行った方が良いかなと思う。だからそのために、ある程度勉強のレベルが高い高校に行くことは大事だと思う。

ファシリテーター

ふたりとも、高校がいかに将来につながっているか、を重要視しているんだね。

ファシリテーター

一つ、視点の投げかけ。

勉強を頑張って偏差値の高い大学に行ったけど、就活の時にやりたいことが分からない人は沢山いる。大学に行ったけど中退し、起業してめっちゃ稼ぐ人もいる。(最近、実際に会った事例です)

生き方は色々ありそうだね。私は「自分がどうしたいか」「どう生きていきたいか」を考え続けることが大事なのではないかなと思います。

学校調べ・高校見学で見るべきポイントは?

偏差値

学校の中身

内装

学食

制服

歴史

【学校調べの予定】
7月22日
・松山高校
・川越高校

偏差値

服装

学校の雰囲気

学校の内装

専門であれば、何に力を入れているか

【学校調べの予定】
8月16日
・上野高校
⇒良かったら北園高校も調べてみる

前回は

高校には行くべきか?

という根本的な問いについて考え、

今回は

どのような高校に行くのが良いのか?

という視点で考えていきました。

今回参加してくれた2人はまだ中2ということもあり、これからもっと色々な考えや視点が出てくると思いますので、故にまず今の時点で深く考えられて良かったと思います。

次回は8月末に、実際に調べてみた学校を比較しつつ、調べたことや自分の考えを発表してもらいます。また次回は通常の進路探究に参加している中3の子も参加予定です。その子も夏休みに沢山の高校を見に行くので、行って見てきたことを踏まえて、リアルな受験生の意見・考えを発表してもらう予定です。

参加者の感想

自分はどのような高校が良いのかを考え、自由度が高い高校が良いということに気付きました。高校生の間に、好きなことを色々やりたいなと思いました。

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