【OIC】人口減少

現在、世界で最も人口が多い国はどこでしょう?

⇒答えは記事の途中で

こんにちは、木原です。

4月30日(日)にOICワークショップ4月第2回を実施しました!

今回のテーマは

人口減少

です。

OICプログラムとは?

OICプログラムは、世界で起きていることや重要なテーマについて関心を持ち、自分で考え行動するきっかけになるとともに

  • 批判的・論理的に思考する力
  • 他者と議論する力
  • 自分で情報収集し、判断する力

を鍛えることを目的とした、主に中高生(一部小学生も参加可)対象のワークショップです。

 

今は「VUCA時代」といわれる、社会が激しく変化し先が読めない時代です。

例えば

2011年にアメリカの小学校に入学した入学した子供たちの65%はその時存在しない職業に就くだろう

と予測されています。また

約3分の1の企業が外国人留学生を採用する

というデータもあり、

  • 一生日本人とだけ仕事をする
  • 日本人だから日本の企業に就職できる

という時代は終わったと言えるでしょう。

だからこそ、こういった先行き不透明な時代を生き抜くために必要な力を身につけなければなりません。本ワークショップでは、まずは世の中で起きていることを知り、深く考え、他者と意見交換をするといった経験を積んでもらいたいと考えています。

本ワークショップでは次のことを大事にしています。

OICワークショップに参加する時の心構え

発言は自由!(どんな意見も歓迎)
※答えは一つとは限らない

聞く姿勢も大事。人の意見に相槌を拍手を送ろう!

ここには、

  • 様々な視点で柔軟に意見を出し合って学びあう
  • 意見を言うことにチャレンジする
  • 聞く姿勢を身に着ける

ことを実践してもらう狙いがあります。

今回のテーマについて

先日、このような記事が話題になりました。

日本、50年後に8700万人 4割高齢者、56年に1億下回る | 共同通信

 

私が高校生の頃、日本の人口が減少に転じたという話を聞いた記憶があるのですが、それ以前から

「これから日本の人口は減っていく」

という話は色々なところで耳にしていました。ですが実際に「減少に転じた」という事実に直面し、ショックを受けたのを覚えています。当時は

「“今後”人口が減っていく⇒どうする?」

という議論がなされていましたが、あれから12年、今や人口減少の真っただ中です。今回は、

人口が減ると何が起きるのか、

この問題にどう対処していくべきか、

ということについて皆で学び考えていきました。

今回の概要

人口が減ると、どのような問題が起きる?

人口減少によって起きる問題はどうすれば解決できるか?

人口減少って何が問題?

日本の人口は12位

今、世界で最も人口が多い国はどこかご存じでしょうか?

答えは中国…

ではなく、実はこちら↓

世界人口80億人のうち、約14.3億人がインド人、次いで中国人はそれより少し少ないくらいです。3位のアメリカは約3.4億人なので、1位・2位とそれ以降には大きな差があることが分かりますね。ちなみに日本は12位です。

未曾有の人口減少

人口の推移には5つのステージがあるそうです。こちらをご覧ください。

画像の左下には、見覚えのあるピラミッドも描かれていますね。グラフには出生率と死亡率および総人口の推移が示されています。日本は現在、一番右の第5ステージ。ここはまだ誰も経験したことがなく、この先どうなっていくのか分からないのです。

さて、「人口減少」がなにやら大変そうなことなのは分かるのですが、具体的には一体何が問題なのでしょうか。そこでまず今回の1つ目の問いかけです。ぜひご一緒に考えてみてください。

参加者の回答

中3の参加者

税金収入が減り、財政が悪化する

年金制度が崩壊する
(一人ひとりの負担額が多くなりすぎる)

中3の参加者

少子高齢化が進む

医療福祉の利用者が増えるが、対応できなくなる

中2の参加者

働き手不足

医療介護費用の増大

中1の参加者

働く人が減り、行政サービスが維持できない。質が低下する。

小6の参加者

少子高齢化⇒働き手が不足する

小4の参加者

会社で働く人が減ってしまい、困る。

大人

国防に支障をきたす
(人員、予算の両面から)

税収が減る
⇒今までのサービスが維持できなくなる
⇒国民の負担(支出)が増える
⇒さらに税収が減る

解決方法を考える

後半は、日テレのニュース映像を1つ見たうえで、人口減少に伴って起こる問題をどうすれば解決できるかを皆で考えていきました。

参加者の回答

中3の参加者

子どもを一人産んだらめっちゃメリットがあるようにする。

中3の参加者

企業が多様性を推進し、広く人材を登用する
⇒外国人労働者、女性の雇用

大人

しかし…

「さあ、始めよう」

では始められないのもまた事実。土壌を作っていかないといけないんだね。

中2の参加者

保育施設の整備

保育サービスの充実

子育て支援

中1の参加者

ふたりっ子政策

大人

ちなみに、出生率が2を超えないと人口は増えないから、増やそうと思ったら2人以上必要なんだね。

小6の参加者

多様性を受け入れ、対応する
・外国人労働者
・シニア世代
・障碍者
が活躍できる環境を作る

小6の参加者

結婚したら絶対に子供を産むという決まりを作る

小4の参加者

子供を産むのに費用がかからないようにする。

大人

テクノロジーの活用
軍事用ドローン
パワードスーツ

〇子育て支援を整える
〇給料を増やす
・労働生産性を上げ、付加価値を増やす
〇経済を回す
・公共事業を活性化させ、雇用を増やす
・金利を下げる政策

参加者の声

小4の参加者

人口が減ると色々困ってしまうんだということを学びました。

小6の参加者

私が28歳くらいになる頃には、周りの人があまりいなくなるから、今のうちにちゃんと対策を取っていかないといけない。

中3の参加者

少子高齢化について詳しく学ぶことができた

中3の参加者

思っていたよりも深刻だった

OICワークショップは
毎月2回実施しています。
初参加の方は1回無料で体験可能なので
ぜひお気軽にお問合せください!

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