第36回 探究「人口減少」

第36回 探究型学習コース実施!

【アイスブレイク】
今回は、新たなフェーズに突入していく時代の流れ、世の中の変化について考える回だったため、それにちなんで「常識破壊ゲーム(仮)」を実施!
内容は以下の通り。

①身の回りの常識をブレスト(2分間)
→どんな常識でもOK!
②出てきた常識の中で壊してみたいものを1つまたはいくつかチョイス
③その常識に従わない状態を皆でブレスト(3分)
→つまりその常識が破られた状態を考える
④「どんな常識」を「どう破ったか」発表
⑤自分の班以外でどれが一番面白かったかを第3者ジャッジ

↓短い時間でしたが、色々な面白い「常識破り」が出てきました↓

○「雨が降ると濡れる」という常識
→全員マッチョで基礎体温高かったら濡れない

○「信号機は規則正しい」という常識
あ→信号機はランダム
→社会のルールはアテにならないので、皆さんサバイバルしましょう

○「1日は24時間である」という常識
→1日は1時間である
→寝坊したら一日終わって絶望する。笑

ちなみに優勝は一番最後の「時間のやつ」でした。
(いつもそうなのですが)今回の探究は特に常識に縛られず、自由な発想でもって、かつ楽しく考えてもらいたいと思っていたもの。故にこのようなアイスブレイクを実施してみました。皆さん、発想がユニークで面白いです!

と、いうわけで本編!

【探究】
今回のテーマは「人口減少」ということで、

・日本(をはじめとする先進国)が直面する「人口減少」という現象、長い目で見たときこの現象によって日本(人、経済、社会…なんでも)はどう変わっていくか

という問いかけについて皆で探究していきました。

一般的に「人口現象」はネガティブなワードかと思います。
近年ではこれまで経験したことないような社会現象であり、まあ「ヤバい」だろうと。
しかし今日でも日本が存続しているということは、僕らのご先祖様たちは、数多の「ヤバい」状況を乗り越えてこられたということ。
それを僕らの代で諦めることはなかろうと、こう考えたのが今回のテーマを実施したキッカケでございます。
実際、深く考えてみると「人口減少」という現象は「ヤバさ」とともに様々な「可能性」ももたらしてくれることが分かります。
というわけで今回は、せっかくこの課題に向き合うのだから皆でポジティブに、どうすればもっと良くなるか、面白いかを考えていく回としてデザインさせていただきました。

○日本の人口減少は類を見ないもの

○しかし歴史のスケールで人口の変動を見たり、人口学のモデルに当てはめてみると、明治維新以降は多産少死の時代で人口が急増してきたことが分かる
→この先の人口減少自体も、人口学によるモデルでは分かりきったことだった

○世界の出生率を見てみても、今後世界的に低下していき、100年ほどで落ち着くところに落ち着くことがわかる

○またここ数十年だけで考えると人口増加がストップしてしまうことは不安にもなるが、そもそも歴史的にはそのような場面はいくつもあった
→しかもそのようなタイミングでは、文化が花開くこともしばしば(日本の江戸時代、14世紀イタリアのルネサンスなど)

○なので「人口減少 or 停滞」は、拡大一辺倒から価値観をシフトし文化を成熟させていくチャンスでもある

と、いう感じのインプット。
問いかけに対して、今回もたくさんの面白いアイデアが出てきました!

○地方の意地難しい
→自然と都会に集まってくる
→でも人口は減る
→なので、集中による都会化と、減少による田舎化(フレンドリー)が同時に起こる


goodシナリオ
→シニア向けサービスにイノベーション、暇を持て余したシニアの方がアートの世界で活躍

Badシナリオ
→若者の海外流出が止まらず、過疎国家となる

○特に、これといった変化はない
→変化を求めなければ国として衰退していくが、変化を求めればこれまでと特に変わらない

…etc

最後に。
僕らがこの時代に生まれてきたからには、次の時代へ向けての橋渡しをしていくことになるでしょう。こうして色々な視点で世の中の変化を考えていき、様々な考えにも触れて自分なりの価値観を確立したならば、是非一人ひとりがその役目を果たしていけたら良いと思っています。

参加してくださった皆様、ありがとうございました。
また、やりましょう!

次回は 10/10(木)「物理学」をテーマに皆で探究していきます!

次回もまた、面白くて学びになる探究の場を提供してまいりますので、お楽しみにッ!

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