第250回「ビジュアルシンカー」

第250回 探究型ワークショップ実施!
今回は『ビジュアルシンカー』というテーマで探究していきました。

今回のテーマについて

ファシリテーターの木原です。
今回はビジュアルシンカーを題材に探究を実施いたしました。

MWCでビジュアルシンカーや考えることについて探究するまでは
「思考とは言語化することだ」
ということを漠然と信じており、深く考えたことがありませんでした。
参考:第236回「「考える」とは」

「世の中にはビジュアルで思考する人がいる」
という事実を初めて知った時、大変衝撃を受けました。
そして自分も完全にはないにせよ多少その傾向があるかもしれないという事も思いました。
(それ以来、ビジュアルで思考することを意識的にやってみて、中々やりやすいと感じています)

言語化能力は、現状いまの社会においては他者とのコミュニケーションに欠かせないものだと思いますが、それが苦手だからといって怠惰であるとか、この人は頭が悪いと判断してはいけないということも、探究を通じて分かりました。

私はビジュアルシンキングについて考える中で、文字と画像データの容量について想像します。
単純な話で、文字データよりも画像データの方が重いことから分かるようにビジュアルには文字よりも多くの情報が含まれているということですね。

また少々マニアックな話にはなりますが、吃音で、地理オタクで、見ただけで地形を手に取るように理解できる三国志の鄧艾はきっとビジュアルシンカーだったのだろうなと思います。
言語化するのが苦手なので、人との関係構築はあまり得意でなかったのでしょう。(笑)

今回のテーマはさらに深めていけたらと思うので、すぐに第2弾を実施してみたいと思います。
ぜひご参加ください!

 

グループトーク

参加者の意見・やりとり

本能と知識と習慣。
(大抵は感動したこと、とてもしていないことをこだわりにしていたりする。)

考え方の方向性が性格の大部分、かもですね!

236回「考えるとは何か」より
https://stepupstudysalon.com/tankyu-2024-02-16/

思考とは何か

●問いを立てて答えを出す
●思考とは「思いつくこと」である
(in マーケ界隈)
 ↓
では「思いつく」とは何か?
→記憶や経験を引っ張り出してきている
(脳内でシナプスを辿っている)
→ものすごく複雑に様々な感情や要素が絡み合っている

仮に過去に経験した5感(+α?)を引っ張り出してくることが思考なのだとすれば、その表現方法は色々あるだろう。

・視覚
・聴覚
・触覚
・味覚
・嗅覚

●言葉とは何か?
→記号と音
「リンゴ」→これを見たり聞いたりすると、赤くて甘い木の実を想起される

では難しい文章ならどうだろうか
「神は死んだ」
→戦地に住む人は戦争で荒廃した街を想像するかもしれない
→経済的に豊かな街に住む人は、合理主義的な世界に対する嘆きの感情を想起するかもしれない

つまり言葉とは何かを想起するきっかけ
想起されるものは人によって違う

つまり今回の問いは、「想起されるもの」を何で表現できるか、何に置き換えられるか、ということ。

時にビジュアルで時にバーバルで?
ビジュアルだと全体把握に優位?
バーバルは詳細に説明に優位?

ご参加くださった皆様、ありがとうございました!
またやりましょう!

引き続き、楽しくて学びになる探究を実施してまいりますので、お楽しみに!

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