第223回「人はなぜ絵を飾るのか」

第223回 探究型ワークショップ実施!
今回は「人はなぜ絵を飾るのか?」というテーマで探究していきました。

今回のテーマについて

ファシリテーターの山田です。

今回は、「人はなぜ絵を飾るのか?」について考えていきました。

私がプレイしているゲームの中で、バーチャルな部屋の中に絵が飾られているシーンをよく見かけるのですが、このシーンを見て、我々は
・部屋にどのようなものを飾るのだろう
・またそれは何故だろう
といったことに興味を持ち、今回のテーマに致しました。

個人的に興味深かったのは、イングリッシュガーデンの話でした。

イングリッシュガーデンとは、18世紀頃にイギリスで確立された庭の様式のことです。 このイングリッシュガーデンは、7世紀頃のイギリス貴族たちの間で流行った写実主義の風景画の影響でできたとされています。

風景画の世界観を絵画のなかだけでなく、現実風景にも取り入れたいと考えているという話は、自分としても共感できる話だと思いました。

今回の探究では、「人はなぜ絵を飾るのか?(絵に限らず、部屋に飾ってあるものは、何故飾るのか)」という問いに対し、沢山の意見を出して頂きました。 個人的に興味深い意見だと思ったものは、「一緒に楽しむ仲間を作れる」という意見です。 誰かとの会話で話題にできることはいいですね。

グループトーク

参加者の意見・やりとり

[なぜ絵を飾るのか]
→研究によると癒しやリラックスできる効果があるらしい

写真を飾るのと似たような心理なのではないか
→思い出を振り返ったり、家族写真を見て安心したりなど

絵を飾ることによって部屋にインテリアやファッションセンスの表現をするという心理も働く
→フォーカルポイント(視線が集まるところ)を作るとメリハリのあるインテリア空間になる
→余裕がないと絵を飾れないので、心理的・経済的に余裕がある人間が絵を飾る傾向
https://insights.amana.jp/article/24935/

絵を飾るだけでなく、その絵に使われている配色にも心理的に影響するらしい
https://lohas-rental.com/blog/about_rugs/art-rug

自分の創造性の刺激
→何度も見慣れたからこそ気づく細部だったりでインスパイアを得る

風景画はその場所に行ったことがある人には旅行の記憶を呼び起こしたり、行ったことがない人には憧れや興味を抱かせることができる。
人物画はその人物に関するエピソードや感情を伝えたり、自分との関係性を示したりする。絵を飾ることで、自分の物語や思い出を他人と共有することができる。

人はなぜ絵を飾るのか。

癒しのためリラックスしたい。
美しさを再認識したい。
ただただ、とにかく好き。
飾るものに対して好印象を持っている。

絵を飾ることのよさ
〇想像力が磨かれる
〇心が癒される
〇表現力が豊かになる
〇直感力が鍛えられる
〇お気に入りの作者や作品を見つけられる
〇一緒に楽しむ仲間を作れる

人は何故絵を飾るのか?

僕は、絵は飾りません。
なぜならそこに割くお金がないから。
もしお金があったら、
電車の模型とか
兵法書とか
飾るかもしれない。
いいなって思う絵があれば飾るかもしれないけど
優先的にお金を使うことはない。
絵を飾る代わりに、余裕があったら植物とか置くかも。
生き物が好き。
可愛がりたい。
あとは、実がなるもの?

部屋は今は汚いけど
基本的に物が少ない方が好き。
掃除や片付けする時は結構バッサリやる。

人形
⇒見栄え・面白さ
⇒インスタライブ用

仏壇(の代わり)
⇒宗教的理由?

心と富の付箋として。

写真より写真らしい記録
この時良かった
それが持てる財力
好みを示す名刺として。

ファシリテーターの意見

雰囲気づくり:
絵は部屋や空間の雰囲気を調整し、
特定の感情や雰囲気を醸し出すのに役立つ。
落ち着いた風景画はリラックスした雰囲気を醸し出し、
活気あるアートは空間にエネルギーをもたらす。

会話のきっかけ:
飾られた絵画は、
ゲストや訪問者との会話のきっかけとなり、
交流を促進する。
絵画には解釈や感想があるため、
人々はそれについて語り合うことができる。

個人的には、絵は飾らない。
飾るならフィギュアやタペストリーを飾るかなと思います。
理由としては、アニメ好きなので、
そういったキャラを見てなごみたいなと思うためです。

ご参加くださった皆様、ありがとうございました!
またやりましょう!

引き続き、楽しくて学びになる探究を実施してまいりますので、お楽しみに!