第164回「民主主義の仕組み」
第164回 探究型ワークショップ実施!
テーマは「民主主義の仕組み」です!
今回の問い
今後、日本の民主主義はどのような形にしていくのが良いだろうか?
※仕組みそのもののアップデートから、ちょっとした工夫・改善まで、
「こうした方がいい」と思うことを自由に考えてみてください!
探究
民主主義といいつつ民衆の意見はなかなか反映されていないのかなと、
でも大きくいえばまぁそれなりに平和だしそれなりに生活に困ってないし、
まぁそれなりに暮らせているから今のままでいいんでないのという感じ
形としては民主主義ではあるけど、
ほんとに民主主義なのかと言われると
多くの国民はイエスではなくソーソーと答えるのではないかなと思います
と同時に発言しない大多数がいることも問題ではありますが
>>「民主主義とは結局、何だろうか?」っていうのは凄い分かります。
ー--
【日本の民主主義はどうするべきか?】
結論:
いわゆる形式的な民主主義にこだわらず、柔軟に皆が考えていくべき。
*答えを模索できる環境とより良くしていこうという方向性自体が(不十分な環境下では)大切。
適当解説:
民主主義は最悪の政治形態といわれてきた。他に試みられたあらゆる形態を除けば
ーチャーチル
決定方法にベストはない。
何故なら、どうみても有意義だということはそもそも(それを自覚して得心していれば)検討する必要がないから。
*有限なリソースや未知の状況など、「難しい」状況だから”決め方”がある。
なので、これだ!というのではなく、
人の幸せと問題解決に向けて、決定方法(≒民主主義)自体も考えていくべきだろう。
”日本の”民主主義(SF偏見的アイデア):
日本人はモノを言わず、
聞いてもうまく説明するのが困難な人もいる。
なので、民主主義の方向性は”行動”で決める。
(投票してなくてもペットを愛している人はペット用語の法案に自動投票されるシステム等)
なんてのはどうだろう?
>>朝鮮は民主主義人民共和国なのに民主主義ではないですよね
ー--
そんなに民主主義が好き?
アンケート満足度⇒本当か?
>>きっと多くの人は民主主義のことを考えていないですよね
>>考えない人が多いことこそ民主主義だからなのかもしれない
今回の議論をするうえで
「民主主義」
とレッテル張りをしない方がいいのでは?
(探究全般においてそうだが)問いはとても重要
自分も大学で学生と関わるが、問い次第で出てくる答えをコントロールすることすらできてしまう。
本質的に「どう国を動かすか」について考えたら良いのと、
「民主主義」というのはどうもふわりとしていて、軸が定まらないのではないか。
>>民主主義じゃなくなったら民主主義について考えますよね
>>教育を民主主義的にやろうとすると、めっちゃ大変
>>そうですね…
どこまで公共サービスをやるべきか?
教育まで公共サービス??
>>教育には意図がありますからね
>>公共の福祉に反しない限り…は民主主義ですね
>>公共サービスはどこまでやるべきか、どこまで必要か?
学級における民主主義ってなんなんでしょうかね
>>学級=国家 だとしたら
>>民主主義の手段である選挙 は 学級委員の選出じゃないですかね?
>>テーマが広いから難しいですね…
>>公教育でなければ、デモクラティック・スクール(民主的なフリースクール)はありますね。サドベリースクールなど。
>>例えば授業内容を子供が決めるとか先生をクビにできるような学校は民主的なのでしょうかね?
ー--
議院内閣制ではない形が構築できるのではないか?
選挙によるものだけが果たして民主主義になるのだろうか?
先ほどの投票率も50%程度だし
そもそも国民の意志(個人意志表明)の機会が与えられてきたのだろうか?
新しいデバイスも駆使するといいかもしれない?
>>本当は、普段から国民が声を上げる努力をすべき
>>声をあげたらなんとかなるって思えない国家自体が問題なのかなと思います
>>投票率が半分⇒半分がボイコットと捉えられるのでは?
>>それがある意味一つの声といえるのでは?
理想の投票率ってどれくらい??
>>自分は7割5分ですかね…
>>10パーってもはや特別選挙ですね笑(明治…
ー--
学校でいえばこの先生ならなんとかしてくれるって思えば要求してくるけど、
何もしてくれないっておもったら露骨に何も言ってこなくなる
それは子供と接しててよく感じます
議員ももう少し耳をかたむけるべきなのかなぁと思います
パフォーマンスではなく…
>>「自己肯定感」
⇒問題を解決したいと思う、「できる」と思う
>>「意見を聴取すること」と「意見を反映すること」は分けて考えた方が良いと思います。
>>議員は、支持母体の意見はよく聞く
>>投票率が低いのは問題であり、問題でない
>>圧力団体 徒党を組む
ー--
民主主義
自分は学校で習ったぐらいでそのまま大人になり
深く考えたことはなかった。
先進国の若者は投票率が高い。
罰金があるから。
オーストラリアは97%!!
「もしも若者の75%が投票したら・・・」
若い世代の投票率が上がれば、
高齢者中心のシルバー民主主義から脱却する可能性が十分にある?!
>>話は変わりますが我々の今後は定年退職が六十五になりました
>>確かに!子供産んでから、選挙で誰選ぶか真剣に考えるようになりました!!
・若者が投票しないということは悪いことだろうか?
・若者の方が投票しまくっている国ってあるのだろうか??
>>先進国では、ない
>>スウェーデンは若者の投票率81.3%
>>日本32.4%
>>国家が期待される国家でなければならないですね
>>選挙のチケットもらうと服安くなるのはありますよ。日本でも
>>ガーシーが当選したのも若者が多く入れたからなんですかね
>>日本にいなく、帰ったら捕まるかもっておもってる人が当選するのはなんか納得できないです
ー--
<高等学校公共の教科書より引用>
(民主主義の具体像)
政治の行い方の一つが「民主主義」
選挙での投票,
国民投票,
国民審査,
住民投票,
政治家への請願・陳情,
献金や寄付,
署名活動,
集会や討論会,
デモへの参加
(現代民主主義の課題)
普通選挙の実現ななど大衆民主主義への変化
政党と有権者の結びつきが不明確,
無党派層の増加,
政治的無関心層の存在,
ポピュリズム現象,
議会や選挙にとらわれない強いリーダーを尊重
→軍事政権や独裁的権力への支持
・・民主主義は自然に成立するものではなく,その維持には努力が必要
ー--
今後の民主主義について
①闘争
→OOをぶっこわーす!系しか変革は無理
②逃走
→可能かも ただし本質的に解決はしてない
③構想-無意識データ民主主義?
若者の投票率が低い問題
→投票に加重平均をかける(1人1票の原則の例外)
二世議員、世襲、癒着問題
→二選禁止の法律をつくる
デメリットとして長期的なプロジェクトができにくいかも
AIをベースにしつつ、問題がありそうなのだけ議論する
>>隠遁
>>自分の身が危機迫るような、投票しますよね
>>AI が一番そういうことを助長している気がしますけどね。
>>ベーシックインカムの実験ができるなら、民主主義や選挙の色々な形の実験は小規模で積極的にできそうですよね
ー--
選挙に行くのも選挙に行かないのも民主主義
一番いけないのは知らないこと
党って何??
uba味覚党
>>17歳の帝国
>>あらま
>>uha味覚糖 のパロディーですねw
>>きのこvsたけのこ
みたいなテーマだったら、投票、選挙の実験はガンガンやっていけるかもですね。(笑)
>>
17歳の帝国 こんな感じです
>>僕は町中で演説している人に質問してますよ
>>無知は罪なのかもしれませんね
>>山本太郎ですね
>>無知の知がスタート?
>>無知を自覚しないとまずいですよね
>>政治に関して(偏った)教えるのはグレーゾーンなところがあるから、教育難しいですよね
>>宗教もそうですが
>>政治の話がしにくい日本の雰囲気が息苦しいです
>>政治の話はもっとOPENにライトに出来るようになっても良いと思いますね。
ー--
【ファシリテーター 木原】
〇日本の民主主義をどうしていくべきか
(≒この国をどう運営していくべきか)
DXできるところはDX
お隣台の湾は良い事例。
IT技術の進歩によって、よりタイムリーに、民意を反映できるようになってきている
徳川吉宗も「目安箱」を設置したくらいだし、民衆の意見を聞くのはそれだけ大事なことなのだろう。
これまでのやり方にとらわれず、いかに民意を吸い上げるか、というのは徹底的に考えてみると良い。
ただし、民意=統治・国防のプロではないので、民意に委ねすぎてもいけない。
例えば国防においては、
隣国の情勢等を考慮し、
どんな戦略を取るのか、
そのためにどれくらいの予算が必要なのか、
帷幕の中で練られていることだろう。
そこには合理的な作戦があるはずなので、そこを完全に民意の妥協点にしてしまっては、機能しなくなってしまう。
それ故に、棲み分けは必要。
民意吸い上げにおいては、「手間」を省くことが必要。
一番いいのは、やはり「スマホでポチッ」か。
・スマホ会社の有権者割り(国からの補助)
・事前告知(何日の何時に、一斉投票やるよ~)
で、一度実験してみることはできないだろうか。
(スマホの画面に、投票ボタンが勝手に表示される仕組み)
昨今、選挙カーで大声だして宣伝しているのは、
古代ギリシャの「弁論家」たちと同じではないだろうか
(詭弁という訳ではないが、インパクト勝負になっているので)
ファシリテーターより
今回は「民主主義」をテーマに、皆で議論していきました。
多くの新規参加の大人の方にご参加いただき、大変ありがたく思います。
大人回だったこともあり、時に白熱した議論も行われ、良き学びの場となりました。
(私自身も沢山学ばせていただきました!)
「民主主義」というとかなりふわっとしており、
確かに探究の問いとしてはちょっと大きすぎたかな…
という気もしますが、一応今回は、巷でよく話題に挙がる「投票率」だけにとらわれず、
この日本という国をどう動かしていけば良いか
といったことを考えられたら良いかなと思い、企画してみた次第です。
国の在り方、動かし方は、歴史を見てみても事態とともに変わるもの。
お隣台湾の事例も然り、慎重かつ大胆にアップデートが必要な部分です。
今回の議論でも出てきましたが、まずは興味を持つこと、知ることが大切ですので、
その意味で、こういった形で皆で議論すること、自分で考えてみること、には大きな意味があるかなと思います。
またこういったテーマも定期的に扱っていければと思います。
ご参加くださった皆様、ありがとうございました!
またやりましょう。次回は
7月29日(金)19:30~21:00
テーマは「夏休みの宿題」
を予定しています。
引き続き、楽しくて学びになる探究を実施してまいりますので、お楽しみに!