第129回「怪談」
第129回 探究型ワークショップ実施!
今回のテーマは「怪談」です。
【本日の問い】
世界一怖い話があるとすれば、それはどのような話だろうか?
【インプット中のやりとり】
>>ひえええ。。。!
「外に!外に!」
…ここで日記は終わっている…
>>かませ犬1人が外に行く展開
>>「ちょっと見てくる。…」(死亡フラグ)
>>aaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa
>>怖くはないけど….ってやつ
>>「怖くない、怖くない…!」
>>百物語は妖怪召喚儀式付きのトークショーなんだよなあ…
(最後に呼ぶ動作がある…それなんてマゾ!?)
>>fearとterrorもちがいますもんねー!
>>大胆の反意語は恐怖なのですねー?
(なるほどー!
>>ヘタレかと思ってた
>>www
>>常識(既知)外はキチガイですもんねえ…
>>妖怪は何か(疫病とか)を説明するための形、という説もあるみたいですね。
>>お金払って怖いものを買うわけですな。
>>虫
>>虫はよし!(ゴキ、てめえはダメだ。。。!)
>>*克服が楽しい(気持ちいい)のは「サウナ」みたいなものなのかもですな…
>>エンドルフィン(快感物質)でるやつ>危険体験
>>ゴキは許せるけど ウジがきつい。。。。。
>>信心深い地域は「きちんとお墓に入れない」がめちゃこわなのですな…
>>アンチバルはアレンジ結構多い
(ヨーロッパのケルピーとかローレライとか)ですよね
>>これはすでにある話から引っ張ってくるような感じでいいのでしょうか?
>>どちらでもOKです!
「これが世界一に該当するのではないか?」
でもいいし、
心理学的に恐怖について考えてみたり、
地域の文化について考えてみたりして、
こういう話かもなぁとアプローチする手もある。
>>了解しました。
>>そうそう、ちなみにローレライ。
”めちゃめちゃ美声だけど聴くと4にたくなる”
という話を聞いたオデュッセウスは
船の柱にぐるぐる巻きにしてもらって歌を聞いたそうな…
(そこまでする!?)
【グループトーク】
ーーー
【問い】
世界一怖い話があるとすればそれはどのような話だろうか?
A,カーズ(ジョ〇ョの奇妙な冒険)
B,バベルの図書館(あるのが分かっていて見つからない)
C,ビックブラザー(ニュースピーク(badの無い世界)/プロレフィード)
でも、それはまだ目にしていないのかもしれない…
(そしてロウソクは消えた。)
「バベルの図書館」
(バベルのとしょかん、原題: La biblioteca de Babel )
は、ホルヘ・ルイス・ボルヘスの短編小説
>>無限地獄
>>輪廻転生
>>エジプトの再生の価値観
ーーー
【問い】
世界一怖い話があるとすれば
それはどのような話だろうか?
外見上は、普通の顔、普通の体型、いかにも平凡な人に見えるのだけど・・・・・。
実際には別の側面を持っていて・・・・・
ある日突然それが表出してきて、近くの人たちに悪さをする。
その特異性に対してある面恐れ慄くのではないか。
そんな人ではなかったと思われているので、更なる恐怖を生じるのではないか?
人がいかに同質のものを求めるかかもしれません?
一人一人違うっていう認識かなとおも思います。
なので甘いマスクなのに実は殺人鬼、強面なのに実は優しい
(ギャップが信じられない)
>>怖い人って、意外と普通に見える
>>周りとの違いが怖くて自分に閉じこもる人が一定数いたりしますね。。。。。
>>寄生獣…
>>石〇部隊とか、、
ーーー
・不老不死
地球が滅びて空気がなくなったら苦しんだまま永遠に宇宙をさまようことになっちゃう
周りの人とも一緒にいられなくなる
・人間関係(身近で起こった実話です)
ある学校に仲良し3人のA君とBさんとC君がいました
A君とBさんは付き合っていましたが
クラスが分かれてしまい
A君とBさんは離れてしまいます
A君はBさんがC君と楽しそうに話してることに嫉妬します
そしてその他にもトラブルがあったらしくA君とBさんは別れることに(えええええ)
その後BさんはC君と付き合い始めた(オイオイオイ)
後日文化祭の日 3人が偶然にも同じ場所であってしまいアルティメットカオス状態
・ク○
知人が上の人に追い詰められて精神疾患になり日々弱っていった
今はそこから離れ
>>八百比丘尼
>>浦島太郎
>>別れ
>>男女、金銭、酒
ーーー
世界一怖い話
夜窓を開けたら知らないおじさんがガラスに張り付いていた
ヤバそうな人が後ろからずっとついてきた
真っ暗な部屋に閉じ込められた
ドアを開けたらバカでかいドブネズミが大量に出てきた
四苦=生苦、老苦、病苦、死苦とあるが。。。
やっぱり人は予期せず死ぬことが一番怖いのでは?
→巻き戻すことができないから
でも、絶対に死なずに生き続けるというのも怖いなあ。。。
ダンテの「神曲」とか手塚治虫のマンガにあった
>>やば
>>警戒モード
>>でも自分も怖くて後ろちらちら見ちゃう。。。。。
>>巨大化した生き物って中々怖いですよね(笑)
>>死ねないけど未来が見えるわけじゃないですし。。。。
>>僕たちいるの 既に死後の世界だったりして
>>記憶喪失
>>爆発させちゃ大変
>>お風呂の床にマット敷きましょ
>>ネチャネチャしちゃうw
>>うちのピーマン畑にもカメムシたくさんいてきつい
ーーー
いままで、うわ、こわ!
と思った話(作品)からちょっと連想してみる。
映画『怪談』の中の「茶碗の中」って話。
「耳なし芳一」が有名だけど、全然それより怖かった。
あと、
小説『リング』
アメリカでハリウッドリメイク版の映画も見たけど、
映画館でみんな叫んでました(笑)
じわじわゾッとさせる演出であって、
しかも、茶碗の中とか、タイトル書いてないビデオテープとか、
自分自身も日常で触れそうなものだから、
「もしも・・・、」って想像できるところが怖さを誘発するのかも、と感じる。
学校の怪談とかも、ソレ系ですよね。
>>映画館じゃなくて家で1人で見ると余計に怖そう
>>そう考えると、怖さの種類は時代や地域によっても違ってきそうですね~
>>日常・身の回りのものに見いだされる怖さ
>>消したくても消せない記憶
>>こわい
>>吸い込まれそうになる
>>ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
>>思い出しちまったよ
>>ひえええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ
>>いいリアクションw
ーーー
~ファシリも考えてみた~
【世界一怖い話ってどんな話?】
☆どんな「怖さ」にするか?
〇怖いにも沢山あるが、特に怖いのは、、
〇直接自分が命の危険を感じるもの
(感じるだけで、実際に危険なわけではないというのがポイント。怖い話なので)
・「自己の消滅」の可能性
〇周りとのつながりを絶たれること?
・自分が自分でなくなる
・死後になお魂を消され、この世から完全に消滅するような話
・浮遊霊として孤独を味わう話…
・異世界に迷い込む話
☆「世界一」をどう解釈するか?
a.「共感者(こぇぇと思ってくれる人)」の数が世界一な題材
〇知名度があるもの
・マンデラエフェクト
・宗教の教えの中に出てくる怖い話
(でも大抵は何か教訓があったり)
b.「恐怖量」が世界一
〇まず驚きが一瞬あって、その後怖さが続くとのこと
そこで、
「恐怖量」=「驚きの大きさ」+「怖さ」×「持続時間」
みたいに考えてみるのはどうだろう。
【第1項】驚きが大きい
〇不安を感じる余地もない、気づいたら自分が渦中にいる
〇不意打ち
【第2項】怖さ×持続時間の総量が大きい
〇片方の因数を無限大にすることを考える
⇒ということで、キーワードは「無限」「永遠」
☆具体例(実際に聞いたことのある話から)
〇具体例1
謎の宗教施設に忍び込み、
その中で怖い存在から逃げ周り、
最終的に地下の不思議な部屋から異世界へワープし、
今もその世界で(元の自分とは別人として)生き続けている話
・逃げる際の驚き、恐怖
・異世界ワープ⇒孤独
・別人になる⇒自己が消える
・今も普通に暮らしている⇒死ぬまで続く不気味さ
〇具体例2
廃神社に肝試しに行ったが、
一緒に行った仲間たちは皆取り殺され、
自分ともう一人だけが何とか逃げのびた。
数年後、
自分を襲ったのは
自分を恨んで死んだ同級生の霊だったと判明。
実は退魔士のお祓いから逃れ、
除霊されたフリをし
ずっと隠れて機を窺っていたことを知る。
そいつが目の前に現れるが、
駆け付けた退魔士によって
今度は魂ごと消滅させられてしまった。。
・訳も分からず襲われ、結構ギリギリまで追いつめられる恐怖
・忘れた頃に再び現れる衝撃
・目の前で友人だった存在がこの世から消されることの、
「自己保存」の本能に訴えかける不安、
この先二度とそいつは生まれてこれないという永遠性
【ファシリテーターより】
今回もありがとうございました。
ファシリテーターの木原です。
今回はテーマ「怖い話」ということで、
「世界一怖い話がもしあるなら、それはどんな話か?」
という問いで探究を実施してみました。
ふと思いついたテーマではありましたが、
「恐怖を嗜む」というある意味不思議な習慣・文化に着目してみたいというのがありました。
イチ生物として、生存するために恐怖を避けるのが普通ではないかと思うのですが、
「あえて恐怖を楽しむ」
もう少し深掘れば、
「恐怖を危険から切り離して楽しむ」
行動、これはとても興味深いと感じます。
同時に、
「恐怖」という身近な感情そのものについても徹底的に考えることで、
「自分たちは、どういったものを怖いと感じるのか」
「恐怖とは何なのか」
について知るきっかけにもなればと思い実施してみました。
原則として最も根底にあるのは「死の恐怖」だとは思うのですが、その周辺の感情も含めて深掘りしてみると結構色々な視点があり、そこから先ほどの「怖い話」を嗜む行動についても考察が及ぶようです。
元々私自身が怪談好きというのもありましたが、あまり探究的なアプローチで眺めたことはなかったので、当日出た様々な視点や意見も含めとても勉強になりました。
ご参加くださった皆様、ありがとうございました。
またやりましょう!
本イベントにご興味を持った方は
ぜひ一度遊びに来ていただければと思います!
(中高生から大人まで、幅広い年代の方のご参加を歓迎しております!)
次回は9月24日(金)19:30~21:00
第130回「辞書」を実施いたします。
引き続き、楽しくて学びになる探究の場を実施してまいりますので、お楽しみに!