第110回「若者の投票率を上げるには?」
第110回 探究型ワークショップ実施!
今回のテーマは「若者の投票率を上げるには?」です
【今回の問いかけ】
どんな工夫をすれば、若者の投票率を挙げられるだろうか?
【今回のグループトーク】
~インプットセッション~
>>公平とは…!悩ましい!
>>アメリカもそのくらいなのですね(投票率)
>>もっと高いのかと思ってました!
>>問題がある→投票しよう、
>>ということは”投票率が低いのは平和のバロメーター”ってこと。。(むむむ?
>>ベトナムなんて99%だもんなあ。。。
>>罰金を課している(義務としている)国もありますよね
>>みたいですねぇ
>>中学生が塾サボるのと一緒ww>行かなかった理由
>>弁護士みたいに「ダメな人を選ぶ」(それ以外は全員OK)になるパターンもありますね
>>あえて、ダメをいうやつですな>動画
>>これ挑発戦略なのですね…(「嫌なイメージ」を受け付けちゃうのがいいかどうかは難しいですな…)
>>この動画 なかなかパンチが効いてますなー
>>攻めてる!?(けど、実際の効果はどのくらいだったのかなあ。。。)
>>ですね 効き目を見ていくのは大事
>>そうそう!”どんな方法か”より”それが効いたかどうか”が大切なのですよねえ…
~グループトーク~
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☆若者(20代)の投票率を上げるために
【パッと思いついたこと】
〇投票コスト削減
・スマホで投票
投票にはいかなくても、某知事さんの記者会見に低評価つける人はいるのかな?
ただし、、
YouTubeの評価、ツイッターの:イエローハート:感覚で投票ができるとしたら、
今度はみんなあまり考えずに投票する=宣伝上手な政治家さんに票が入り、
古代ギリシャ(ローマ?)の弁論家界隈みたいになってしまうので、リスク。
投票所まで行って投票する人はどれくらい考えているのだろう、、
とは思いつつ、
完全に考えナシで投票に行く人もあまりいないとは思うので、大事なことは、
「いかに多くの若者が、“考えたうえで”投票するか」
ではないかと思いました。
【投票しない理由を考えてみる】
・予定があった/急用があった
・時間がない/忙しい
・面倒…etc
⇒単に行きたくない、興味がないだけ
なので興味関心を持ってもらう
⇒教育の中に民主主義の縮図みたいなのを組み入れるのはアリかもしれない
(イエナプラン教育…でしたっけ? その意味では、あれは効果があるかもしれないと思いました)
・投票したい候補者/政党がいない
⇒難しいけど、よく考えるべきことですね。
今って、AI使って架空の人物を作ることはできると思うので、例えば20代の思考を反映させたAI(各世代で作ってもOK)を作ってみても面白いかもしれない
(投票率アップとは違うけど、若者の意見を反映させるという意味で)
これについてのリスクは…どうなのでしょう(笑)
別途探究が必要ですね
あるいは、、
・アンケート形式
・今考えるべき重要項目100?1000?選みたいなのを用意し、このアンケートに答えないとあなたのスマホ使えませんよ見たいな感じでスマホジャックして、30分、1時間だけそれにみんなに答えてもらう
ただ冒頭でも述べた通り、みんながちゃんとそれにこたえるのかどうか、
>>情報操作によって若者がAIの意見に流されたりして
>>情報操作のリスクはね、ありそうですね
>>あなたのiphoneがハッキングされています2分以内に(ryを思い出した
>>自分に分かりやすく都合のよい情報を入れてるだけなイメージ
>>自分に合う政治家いない⇒と言っている人って、実はその政策をちゃんと理解していないのでは?
>>若い人のリサーチ力、情報リテラシーは、実は下がっている?
⇒興味持って調べることは大事だが、同時に時代に合った“有効な”やり方も色々考えられそう
>>ややこしい政策を分からないからもういいや!っていうやつ
>>分かりやすく情報を出す(政治家側からももっと発信した方が良い?
>>うちにある人生ゲームで選挙行ったら4000もらえた
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・インターネットでも投票できるようにする(不正投票取り締まりのため、インターネットでやる場合身分証の写真をつけて送る)
・「自分がいいと思う人に投票してください」だけではなく
「もし、いいと思う人がいなければ自分が1番マシだと思う人に投票してください」 と書く
・公約(ただしやるとは言ってない)に罰則を加える(そもそもできないことをできるって言ったり見通しが甘いのが悪いっていう考え←この考え方はかなり賛否分かれそうだけど)
・立候補は自分の過去のやらかしを3つ晒す
>>黒歴史晒して親近感わかせたりとかする作戦
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どんな工夫をすれば若者の投票率を上げられると思いますか?
1 納税の義務を免除する。
できるだけお金を払いたくないのではという心理があるのではないかと思うため・・・
2 様々な試験に対して底上げ点をあげる。
誰しも得することに対しては敏感ではないかと思うため・・・
3 食糧切符を配布する。
4 PCやスマホ等を使用して、オンライン投票を許可する。
5 他国のように義務化して、投票しなかったら罰金を取る。
6 若者の考えを優先して施策に活かしてもらえる。
7 自分毎化する工夫をする。(若者施策の導入)
民衆主義ってなんだかわからなくなってしまいました。
ただ投票率を上げるだけっていうのも?????
マイノリティの考えも入れるにはどうしたらいいんですかね?
いろいろモヤモヤです。
>>食料切符!?
>>民主主義において、自分の意見をいう(皆の意見を集める)ことと、賞罰とをどう組み合わせるか、議論の余地がありそうですねぇ
>>ホームレスの人はそもそも選挙がいつあるかとか把握してるのだろうか
>>一応、選挙カー走り回るからね(笑)
>>ああ、選挙カーありましたね
>>賞罰は「お馬鹿さん」を動かす方策、ですもんね。
>>怒られるから勉強するやつ、は勉強すきじゃないもんなあ。。。
>>何もなくても、自分たちの意思で行くようにならないとねぇ>>賞罰
>>人を動かす4段階
・教育
・ナっジ(行かない理由を消す)
・賞罰
・強制力
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若者(主に20代)の投票率をあげるには?
日本人は多勢に倣う傾向が強い。
「投票へ行くこと=カッコいい」
「投票へ行かないこと=恥ずかしい」
というイメージをターゲット世代でつくっていく。
インフルエンサー(ターゲット世代に人気のある著名人など)が投票に行くことを呼びかける、自ら投票に行っていることをアピールする。
日本人の政治への無関心は、無力感(どうせ政治は別世界で起きていること、自分の声や意思では何も変わらない)や
権力者に対する盲目的な信頼(政府の官僚が決めたことなんだから従っておこう、とか、
「偉い人」に決めてもらおうとする感覚)からくるものだと思う。(全共闘世代を除く)
これを変えるには?
自分で考えることや責任をもって何かを決断したり成し遂げる機会と経験を積み重ねることを重要なスキルとしそれを育てるような教育。(小、中、高)
でも結局、政府や権力者にとって「自分で考える」国民は邪魔である。
そういう国民を育てたり奨励したりすることは政府や権力者の利益にはならない。
だからトップダウンでの取り組みはなかなかのぞめないと思う。
>>統制…!
>>羊は無能だけどカワイイですよねー(オイ
>>日本の風土が自然に関しても争わないで一度受け入れるということがあったりするかも それほど施政者で極悪人がいなかった?
>>教育=長期視点
>>これは、重要。たしかに。
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柔道の階級別みたいに年齢別に投票する
みんなを暇にする
選挙の日は休みにする
ネット投票の充実
政治の話を日常的にする
罰則
>>ネトウヨ乙、とかいわれちゃう所もありますもんねw
>>今半分くらいの人が投票行ってない
⇒「自分が行っても無駄」は実は勘違い
>>今回は「若者」でしたけどどうセグメントするかって、良い視点ですね!
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【今日の問い】
どんな工夫をすれば、若者の投票率を挙げられるだろうか?
→(本当の意味で)何もしない。
…
この文章自体が
「若者は悪いモノだ&皆が行ってない」
(だからいかなくていいや)ということをすりこんでいる。
*まあ、そうする必要がある
(若者の浮動票って実はデカい、
なのに読みにくい。
読んだとしても時代についていかなくてはいけないので大変。
保険、年金などは比較的簡単(前例もあるし)
ので入ってきてほしくないのでは、公民も大切じゃないし…という陰謀論)
もしやるなら、
いく価値>いかない価値にする
例えば…
a,若者の投票率についての報道は一切しない(ネガの抑制)
b,アンケートをする(その日選挙にいきますよね?というコミットメント)
c,今の政策についての特別授業やる→そして作文書かせる。
(理解と一貫性強化)
d,選挙日を授業終わりのいい感じの日にして
下校→投票という形にする
e,選挙会場は学校の校庭とかにする。
(面倒くさいを消す)
あとは…ソーシャルリアリティ関連施策
(投票いったよツイートブームとか、就活に役立つよとか、
若者だけクアドラティックボーティングとか、
投票しないなかから一人選ばれますよ(秘書付き)とか、
せん〇うとか…あわわ…)
とかですかねえ…
おまけ:
キャンペーンやるべきは政治家さんに向けて、かもしれません。
若者が自らにとって役に立つ存在(票田)であり、
ちゃんとやらんとヤバいということを”広告”するのもよいかも。
(空票いれるとか)
>>啓蒙すべきは若者…よりも政治家
>>政治家って、意外と言えばやってくれる
>>批判したいけど言いたいこと思いつかなくて最近の若者は~って言ってる説
>>そうそう、若いもんは…という人は何もみとらんのですよね。
【ファシリテーターより】
今回もご参加いただきありがとうございました。
投票率を上げよう!とは言っても、
実は上げるだけで本当の課題は解決するのか?ということで、
民主主義ってなんだ?
平等ってなんだ?
若者が問題なのか?
いや(参加者の大人メンバーに多い)40代が問題では?
教育の課題は?
などなど、
話が進むといろんな視点が出てくるおもしろい会となりました。
マインドセットワークショップキャラバンという名のとおり、
自分たちは「マインドセット」となるきっかけをつくることができればと思っています。
今日のような会でも、いろんな議論ができ、自分自身に重ねて考えたりする場面もありました。
(とくに社会に出る前の学生たちにとってですが、大人も含めて)
社会に対して建設的な意味で、
当事者意識をもって一歩踏み込んでみるきっかけになれば幸いです。
また次回もよろしくお願いいたします。
(ファシリテーター:大庭)
次回は第111回
「“褒め”について探究する」
を予定しております。
今後も楽しくて学びになる探究の場を実施してまいりますので、お楽しみに!