第70回「語源」
第70回 探究型学習コース実施!
【アイスブレイク】
・自己紹介
・国語辞典に自作の言葉を乗せるならどんな言葉?
【インプット】
・身近な言葉の語源について。
・語源学について。
・民間語源(説だけある不確かな語源)
・ピダハン族には時間などの概念がない
これらの内容をまず皆でシェアしていきました!
【問いかけ】
なぜ、夜空に浮かぶあの球体を”つき”と呼ぶのか。
(月以外の言葉でもOK。 )
【探究】
〇最近「へぇ」と思ったこと
まとも→「ま(神様=天橋立の“アマ”が変化したもの)におともする」=嘘をつけない状態、誠実である状態
〇民間語源(言語学的な根拠のない由来)
・音韻法則
〇語源由来辞典なるものがあった!
・「ぐうたら」→愚+弛む
※スコットランドの一部地域で、怠けることを「グウタル」、怠け者を「グウタラー」というらしい(マジ?ww)
・「クスノキ」→薬の木、奇(く)し木
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〇オマケ
方言って面白いですよね。
同じ日本語でも全然違う表現のものもあったり、、
僕はルーツが富山&岩手なので、岩手についても少し調べてみました!
・「あべ」→いきましょう
・「おしずがに」→気をつけてお帰りください
・「おっけぁる」→つまずいて転ぶ
・「おどげる」→落雷する
・「おへずれまげ」→お世辞
・「かまる」→においをかぐ
・「きみ」→トウモロコシ
・「きゃっぱりする」→足を滑らして川に落ちる
・「くそへび」→マムシ
・「すばだかげる」→柿や栗などの実を、手ごろな短い棒切れや石などを投げつけて落とす
・「どでんする」→驚く、びっくりする
・「わらっしゃど」→子供たち
「争(う)」
「二人が引っ張りあっている様子」
↓
なんで”あらそう”っていうの?
↓
”あらしあう”から
↓
”荒す”とは?
↓
枯れた草+死体+川(残酷な状況)
↓
じゃあ、なんで”あらす”と発音するの?
↓
うーーーーーーーーーん!??
(言語学は沼)
*ちなみに戦う(battle)は
ラテン語.battuere「打つ、たたく」が語源だとか。
なるほど、バット(bat)は人間をたたくためのものだったのですね(ひええ…
→日本語の戦う(たたかう)も”たたく”から来たという説があるとか。
(どの世界も変わらないなあ…)
太陽の次に輝く事から つぎ→つき
月齢 繊月 2日あたりの月 ぽきんと折れそうに繊細である事から
十六夜 16日 他にも既望(きぼう)・不知夜月(いざよいづき)
↑躊躇うという意の ↑満月の後 ↑一晩中出ていて夜を知らないから
「いさよい」から。
満月より出てくるのが遅いため。
昔の日本人は感情を与えがち? 擬人化しがち。受け継がれている気がする。
月にウサギの意味
ウサギに乗っているように見える
バングラ語でコルゴッシュ
月は神様としても人気がある
【ファシリテーターより】
今回もたくさんの意見が出てまいりましたが、言葉の奥深さについて改めて感じました。
どんな言葉にも語源がありますが、語源について考えてみると、当時の人は何を考えていたかを想像できて楽しいことのように感じます。
参加してくださった皆様、ありがとうございました!
是非またやりましょう!
次回は第71回『運』を予定しております。
今後もまた面白くて学びになる探究の場を実施していきますので、お楽しみに!