都入試直前!前日にできる小論文対策
こんにちは。木原です。
寒い日が続いており、受験シーズンもいよいよ佳境を迎えつつあります。
受験勉強の調子はいかがでしょうか?
うちの生徒たちも、日々受験勉強や面接・小論文などの対策を頑張っています。
東京都や、そもそも高校受験に限らずですが、
推薦入試などで出題される小論文の問題を
皆さんどのように対策しますか?(しましたか?)
何をすれば良いか分からない…
小論文って難しい…
とりあえず過去問を解いている
という方も多いのではないでしょうか。
実は、過去問演習以外にも
小論文対策としてできることがあります。
むしろこちらの方が、
より本質的で重要かもしれません。
という事で今回は、私たちが実施している
OICワークショップ
も題材にしつつ、小論文対策として行えることをご紹介いたします!
本日のポイント
1、都立推薦の小論文の出題例
2、世の中のことに関心を持つ
3、直前にできる対策
都立推薦の小論文の出題例
まずはこちらをご覧ください。
都立新宿高校の小論文の過去問です。
東京都立新宿高校のHPより引用
問題は以下の通りです。
問1
表1および表2、図1および図2から読み取れる内容を101字以上125字以内で述べよ。
問2
日本、アメリカおよびOECDの消費者物価指数と平均賃金がこれからも表1および表2、図1および図2に見られる傾向で継続していった場合に、日本において想定される懸念とその理由(根拠)を1つ述べよ。また、あなたが日本における政治・経済・教育のいずれかの分野のリーダーであると仮定して、その中の1つの立場から取り得る具体的な対応策を述べよ。(以下略)
正直、初見の場合
「うわ、なんだか難しいな、、」
と感じてしまうかもしれません。
ですが、実はステップアップスタディサロンでは以前、
このようなテーマで
OICワークショップを実施しました。↓
この回のワークショップでは、
参加者から次のような意見や感想が出ました。
中2の参加者
(視聴した動画内で)
寿司職人が渡米し、年収300万円から8000万円に増えているのが印象的だった。自分も英会話を習っているので、英語を勉強し、将来海外で働いたら稼げるのかなと思った。
中1の参加者
日本では節約しないと貯金できないのに、海外では旅行しながら貯金することができる。給料が倍になることにも驚いた。
小5の参加者
海外で働くと、沢山お金がもらえるんだなと、驚いた。
上記の意見はほんの一例ではありますが、
日本だけでなく海外に目を向けて、
自分にはどのような道や可能性があるのか
ということを考えてもらいました。
ここで大事なポイントは、
・海外に目を向ける(視野を広く持つ)こと
・自分ならどうするか、自分には何ができるかを考える
ことの2つになります。
他のテーマの際もこの2点は意図的に盛り込む場合も少なくありません。
上記の2つは小論文対策としても重要なポイントと言えるでしょう。
小論文対策になるポイント
- 普段から色々なことに関心を持ち考えてみる
→具体的には、日々のニュースやよく耳にする社会問題などは押さえておくと良いでしょう - 具体的に自分の考えや意見を持つ
→正解・不正解はいったんおいておくと良いでしょう。まずは自由に、自分なりの意見を持つことが大切です。 - 自分の日常や常識の外にあることに目を向け考えてみる
→上記の事例で言えば「海外」です - 自分ならどうするか、自分に何ができるかを考える
世の中のことに関心を持つ
この回のOICワークショップでは、
「金利」と「円安」をキーワードに考えていますが、
インプットセッションの中で
「物価」と「賃金」
について触れています。
消費者物価指数の資料そのものは出ていませんが、
視点としてはドンピシャでしたね。
私もこの回の内容は覚えていたので、
初めて新宿高校の過去問を見た時、
「資料2の方はきっと平均賃金に違いない」
という確信を得ました。
そして「案の定」です。
元々、ワークショップの内容は
推薦入試を意識したものではありませんが、
ここで扱ったのと同様の視点が
小論文でも出題されています。
OICワークショップには
小学生から高校生まで、
幅広い学年の生徒さんが参加してくれていますが、
そんな参加者の皆さんに、
ぜひ考えてもらいたい、
関心を持ってもらいたい、
世の中の出来事や重要な事柄を
よくテーマとして扱います。
「円安」「物価高」「賃金」etc…
このあたりの話題も、その1つだった訳ですが、
恐らく新宿高校でも同様の視点と考えのもと、
このテーマで出題しているものと思われます。
新宿高校以外にも同様のケースは沢山あります。
以上のことからも、上述しましたが、
入試の小論文の対策では
普段から世の中のことに関心を持ち
自分で考えておくこと
がとても重要であると言えるでしょう。
ちなみに、
ワークショップ内で考えた事や発表したことが
そっくりそのまま小論文問題の回答に当てはまるとは限りませんが、
少なくとも一度は関心を持って考えた事があると、
いざ問題を見た時に各段に理解しやすくなるはずです。
他にも色々な学校の入試問題で
今まで扱ってきたテーマと重なるケースが見受けられます。
直前にできる対策
入試を直前に控え、
小論文の対策のために何かできることはないだろうか…
とお考えの方は、手前味噌な話ではありますが、
ぜひOICワークショップの活動レポートをご覧いただき
自分なりにそのテーマについて考えてみていただければと思います。
もしかしたら、
同じ内容が出題されるかもしれませんし
そうでなくとも
「関心をもって考えてみる」
こと自体が、小論文の良い対策になるはずです。
またもし分からないことがあれば、
自分で調べてみていただければと思います。
(OICワークショップでも、自分で調べて考えたうえで、自分の考えを発表してもらっています)
また下記のお問合せ欄にはLINE公式アカウントのリンクもございます。
LINEはいつでも開放しておりますので、
何かお困りのことやお聞きしたい事があれば
ぜひお気軽にご連絡いただければ幸いです。
今回は、簡潔な内容となりますが、以上です。
私たちと一緒に
OICワークショップで
色々なテーマについて関心を持ち
考えてみませんか?
お気軽にお問合せください!