勉強合宿2024 in京都 レポート

こんにちは。木原です。
秋の足音が少しずつ聞こえてくる頃となりました。
夏の振り返りとして、今年の夏合宿の様子をレポートいたします。
8月19日(月)~8月22日(木)の4日間の日程で、昨年に引き続きテラコヤイッキューさんと一緒に勉強合宿を実施しました!

3回目の開催となる今年の会場は「歴史溢れる国際都市」京都。

京都だからこそできるフィールドワークを取り入れつつ、3泊4日、共同生活しながら勉強を頑張ってもらいました。

合宿の目的と意義

有意義な夏を過ごす

今年は昨年までと一味違った工夫をしました。
合宿中の4日間はもちろんのこと、この合宿が目標を持って夏休みを過ごすきっかけになるよう、今年は事前研修を行っています。

事前研修は、7月から数回をオンラインで実施しました。
勉強だけでなく生活面や自分の成長やチャレンジをイメージして夏の目標を各々立ててもらいました。それを意識しながら夏休みを過ごし、合宿前から参加者どうしでオンラインで集まり、進捗や取り組み具合を報告し合いました。

我々の塾はコーチング主体の塾ですので
「普段から生徒と大人でカウンセリングをする」
「そして大人からフィードバックをもらう」
ということは定例で実施しています。
一方、生徒同士が互いに互いの目標達成のために関わり合うというのは定例で行うことはないので、こうした機会が大人と話すのとはまた違った刺激を得られる機会になり、さらに合宿で「はじめまして」にならず、より密度の高い4日間を過ごせるのではないかと考え、実施しました。

今年の工夫ポイントの事前セッションは、結果的に成功だったかなと思います。

全力でやり切った経験

我々の開催する合宿は、小学生から高校生まで、4日間を各々が目標を持ってチャレンジする場です。そして上述の通り、今年は夏休みを通して立てた目標を意識して過ごしてもらいました。

夏休み前に決めた事をやり切れた、
宿題は早めに期日を決めて終えられた、

苦手なことにチャレンジできた、
目標にしていたことを実践できた、

いつもより圧倒的に勉強を頑張った!
そういった経験が合宿を中心とした夏全体で達成できたのではないかと思います。

非日常と人との出会い

自分の家や地元を離れ、普段と違う場所で、初めて顔を合わせるメンバーも多い中で生活を共にし切磋琢磨したこの4日間は、刺激的な非日常だったはずです。
一人一人の感想を聞いてみると参加前はとても大きな不安があったと言っている子もいました。
小中学生にとってはそれも当たり前かなと思います。
でも実際に参加して、
「仲良くなれた」
「勉強の仕方を教えてもらった」
などなど相互に刺激もあり、
またいつもは早起きしない子が6時からの朝活に参加したり、夜遅くまで勉強したり、
これまでとは違う新しい自分に成長していったように思います。

ステップアップスタディサロンもテラコヤイッキューも完全オンラインで運営しているため、対面で行う勉強合宿は生徒と大人が直接会う貴重な機会になるのですが、それぞれの塾の生徒と先生が会うだけでなく、ステップアップスタディサロンの生徒が渡邉先生と会うこと、またテラコヤイッキューの生徒が我々と会うこと、そしてお互いの生徒どうしが交流することは、いつもと違う学びがあり生徒の成長につながることだったと思います。

大人が尊敬できる素敵な大人に生徒を引き合わせることは、私たちができる、そしてすべき教育活動の1つだと考えます。ステップアップスタディサロン側の目線でいえば、ステップアップの生徒たちが渡邉先生という素敵な先生に会う機会を作れたことは、今年も大変意義あることでした。

実際の取り組みのレポート

実際の合宿での取り組みを簡単ですがご紹介します。

勉強セッション

勉強セッションは、合宿の軸になる時間です。
基本的に、合宿は勉強をしっかりやるぞ、というのが一つのテーマです。早朝、午前中、午後、夜と1時間半~2時間を1区切りとしたセッションを設けて勉強しました。

それぞれが自分で目標を決めて、自分で勉強に取り組む時間ですが、
皆が集中して勉強する空間で、周りが集中して勉強しているのでいつも以上に頑張れた子も多くいました。

 

対面で関われる時間だからこそ、
例えば英検の面接対応をする、
総合型選抜の面接対策をするなどの時間も取れました。
またテラコヤイッキューの生徒さんは普段オンラインで実施している面談を対面で行っていました。

さらにイメージを上回る効果も発揮します。
中学受験を目指す小5の生徒の話です。
その子と一緒のテーブルで勉強していた中1、中2、中3は、偶然、みな中学受験経験者でした。その話題が出た際にこちらも会話のやり取りを少しフォローして経験談など話してもらいましたが、その後は自然とお姉さんたちが小5の勉強を熱心にみてくれるというシーンがありました。

その小学生は合宿前は難しい受験勉強に臆してしまう所がありましたが、合宿でお姉さんたちのサポートのもと地図記号をすべて覚える経験をしたことがきっかけで、勉強に向かう姿勢が大きく変わりました。

「これくらいやれば覚えられるんだ」
「自分でもやればできるんだ」
と実感できたことが、行動の変化につながったのではないかなと思います。

他にも周りの子が勉強する様子を見て、

「自分はのんびりしすぎちゃっていて、もっと勉強のペースを上げていかなきゃいけない」

と話してくれ、合宿での関わりが自分の当たり前の感覚を見直すきっかけになった子もいました。その子は合宿後は日々の学習で勉強のペースを意識して頑張っています。

アイデア出しのワークショップ

初日の夜、参加者のお母様にアイデア出しのワークショップを実施していただきました。
デザイン会社でアイデア出しのために実際に行われている手法を教わり皆で実践しました。

合宿初日ということもあり皆緊張気味だったのですが、このワークショップでグループごとに自由に楽しく考えて発言する機会を持てたことで、生徒同士が一気に打ち解けあうきっかけになりました。
いわば合宿全体のアイスブレイクとして機能した大事な時間だったと思います。

また「継続習慣の身に着け方」など今回の合宿に関連するテーマを扱っていただいたことで、参加者が合宿中に意識できる実践的な学びを得られる時間でした。

フィールドワーク

今年の勉強合宿のハイライトの一つは、京都だからこそできる学びの機会として実施したフィールドワークです。
京都ならではということで、
一つは歴史にまつわること、
そして外国人訪問客が多いだろうと考え英語を使ったフィールドワークを実施しました。

歴史のワーク

歴史のフィールドワークでは、グループごとに行く場所を事前に調べて学びにいきました。
幕末や戦国時代に興味があるグループと、今年は大河ドラマの題材が紫式部ということもあり平安時代に興味があるグループで分かれました。
史跡への訪問が単なる観光にならないよう、訪れた場所に関するクイズを作り、夜の発表時間に他の参加者へ出題するというミッションを課しました。

夜の発表時間では各チームとも面白いクイズを出題し、楽しんで学ぶことができました。訪問先で
「これ、クイズにできそうじゃん!」
と、その場所に関心をもって見学してきたことが伝わる時間でした。

英語のワーク

英語のフィールドワークでは、京都を訪れる外国人にインタビューしよう、ということにチャレンジをしました。
事前に質問事項を用意し、駅周辺で出会う外国人に英語でインタビューを行いました。
インタビューといっても質問を投げるだけだとコミュニケーションにはならないので、
いろんなケースを想定して事前に質問や会話の流れを準備しました。

意外にも英語圏の人が少なく、フランスやドイツ、イタリアやデンマークといったヨーロッパの方々が多く、そういった人たちがほとんど英語を流暢に使うことに、あらためてコミュニケーションツールとしての英語の大切さに気づけました。
また、自分たちが質問するだけではなく、道に迷っている人がいたら手助けするなど、
人としての関わり合いを英語を通じて体験できた時間となりました。
どの外国人も日本に感動しており、日本という国は前向きな意味で訪れる価値のある国なんだと多くの人が思ってくれていることも、気づきであり学びでした。

他にも様々なワークを実施しました。

目標設定のワーク

目標設定のワーク
2日目に、渡邉先生による目標設定のワークショップを実施しました。
自分の目標を明確にし、それを達成するために必要な要素をピックアップし、それぞれの要素を達成するための行動を、大谷翔平選手がやっていたことで有名な曼荼羅チャートにそれをまとめました。ここまでじっくり時間をとって徹底的に自分の目標と行動について考える機会はなかなかないと思います。普段関わる大人のほうも、
そういうことを大切にしてるんだね、
そんなふうにしたいと思っているんだね、
と聞いていて気づきの多い時間でした。

次のアメリカ大統領を予想しよう!

3日目にはステップアップスタディサロンで毎月実施しているOICワークショップの特別会。実施しました。
自分たちに関係があったり影響がある社会の出来事について考えることが多いのですが、
今回のテーマは
「アメリカ大統領選挙」
を扱いました。

次の大統領はトランプか、ハリスか、
理由と日本にどんな影響がありそうか、
大人も一緒に考えました。
オンラインでの実施のとき以上にグループワークの時間をしっかり持つことができ、
考える、話し合う、発表するという、シンプルだけどとてもいい大事な要素をワークショップとして行うことができました。

それぞれに自分たちの言葉で、ときにはユニークな理由と考えを発表できており素晴らしかったです。

11月には結果が出るので、答え合わせですね!

他にも街中のちょっとした史跡を巡りながら歩いたり、皆でバーベキューをしたり楽しい時間もありました!

参加者の声

外国人への質問は緊張したけど、慌てず相手が分かりやすいように意識して行うことができた。

小5の参加者

沢山人と交流することができた。
コミュニケーションを取ることができた。

中1の参加者

スマホを見る時間と勉強する時間のメリハリを付けることができた。
家では勉強中にスマホを見てしまう事があるので、合宿でできたことを続けていきたい。

中1の参加者

朝早く起きて勉強することができた。
もう少し合宿をしていたかった。

中2の参加者

英語が話せるとカッコイイということに気付き、英語に対するモチベーションが上がった。

中2の参加者

積極的に先生に質問をしに行き、勉強のやり方を聞けた。
昨年より多くの人と話すことができた。

中2の参加者

自分は今受験生ではないけれど、受験生が人生をかけて勉強している姿に刺激を受けた。
社会が苦手で遠ざけてしまいがちだけど、フィールドワークを通じて向き合う時間を取り、今後も向き合っていかなければと思った。

高2の参加者

おわりに

改めて、ご参加くださった生徒さんたち、また送り出してくださった保護者の皆さま、誠にありがとうございました。
運営としては、勉強合宿を実施するにあたり、
やりたいこと、
やってあげたいこと
が沢山ありますが、これまで3回実施する中で今年は事前研修を実施するなど、より理想の形に近づいていっている実感があります。

最後の修了式での感想の時間に、
渡邉先生も私たちも、来年もまた実施するよ!
と宣言しています。
合宿参加後のアンケートでは、多くの生徒さんから「また参加したい」と回答してもらいました。
実施場所など毎回テーマを持って決めております。
来年もぜひ楽しみにしていただければと思います。
「今年は参加しなかったけど興味がある」
という方も、
ぜひご参加いただけたら嬉しいです。

合宿やステップアップスタディサロン・テラコヤイッキューに興味を持ったという方は、お気軽にお問合せください。

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