【進路探究】高校には行った方が良いか?
東京都三鷹市にある英語スクール「MEL School」の生徒さんを対象に、進路探究特別号 第1回を実施しました。
ステップアップスタディサロンの生徒も一緒に参加して、中学卒業後の進路について考えていきました。
進路探究とは?
進路探究は、中学生が進路について主体的に考えるきっかけとして実施しているワークショップです。
ここ「で」いい
よりも
ここ「が」いい
という進路選択の実現を目指します。
そして最終的には
自分はこうなりたい
だからここに進学する
と、志望動機を自分の言葉で他者に説明できるようになることを目指します。
今回の特別号について
通常、進路探究は中3生を対象に実施していますが、今回は中2生も対象に、
3月号「高校には行った方が良いか?」
4月号「自分に合う高校とは?」
5月号「学校見学の予定を立てよう」
の3回分の内容と、
8月号「見学に行った学校を比較しよう」
の計4回分を実施しました。
中2の夏休みに「学校訪問」や「学校調べ」がよく宿題として出されますが、この宿題を
「やれと言われたから」
と受け身で取り組む人も多いかもしれません。
しかし、進路選択は自分の将来を自分で決める一大イベントです。
そんな進路選択に対して、中2のうちから真剣に考えるのは有意義であると言えます。

高校には行った方がいいのか?
今回は通常の進路探究における3月号の内容となります。

なぜ高校に進学するのか?
日本では97%以上の中3生が高校に進学しますが、そもそもなぜ高校に進学するのでしょうか?
大学進学のため
中卒よりも高卒の方が就職に有利だから
など、理由は様々あると思います。しかし、
皆が行くから
中学を卒業したら高校へ進学するものだ
と、漠然とした理由で進学している人も多いのではないでしょうか。
進学後に
「こんなはずじゃなかった…」
と後悔しないために、また何より、
目標達成と成長につながる理想の進路選択を実現するために、
事前にしっかり考えることが大切です。
グループトーク
以下、今回のグループトークの抜粋です。

高校には行った方が良いと思う。
知識が身に着くし、将来就職するうえで役に立つから。
自分の能力があがり、仕事でミスをしなくなる。
(成果を出せるようになる)

自分の能力が上がるのは良いことだと思う。
一方で自分はそもそも
「本当に働かなきゃいけないのかな~」
と思うことがある。
働くこと自体がダメなのではなく、嫌々やりたくもないようなことはしたくない。
やりたい事って何だろう。高校に行くことについても、
「本当にそれが正解なのかな~」
と考えてしまう。

高校に行かなければ、高校の勉強はしなくても良くなるが、高校には行った方が将来安定すると思う。
今やりたいことが分からないなら、それこそ高校に行った方が良いんじゃないかな。

高校に行くかどうかはどちらでも良いと思う。
実際に行っていない人もいるし、現代はSNSも発達しているから、高校に行かなくても色々な情報に触れて学べる。
でも高校に行く方がメリットはある。
中卒の正社員率は約37%なので、自分がなりたいものがあるなら高校に行った方が良いと思う。
主体的に生きるとはどういうことか?

学校に行くこと。今はそれしかやれることがないから。

K君はどんなことをやりたいの?

生きていくためにお金は稼げるようにしたい。
働いた方が良いのは分かるが、やりたくもないことはしたくない。
⇒それは時間の無駄だと思う。
高校で学ぶのが、自分のやりたい事のためになるなら頑張れる。
結局、高校に行くとはどういうことなのか?

マリオで言うと、キノコをとることじゃないだろうか。
取らなくてもクッパのところまではたどり着けるが、取った方が有利になる。

面白い意見だね。
それってつまり、何も考えていない人は何となくスルーして、クッパの難易度が跳ね上がるってことだね。
グループトークでは
「どのような意見でもOK」
という前提で話してもらいました。
高校には行った方がいいのか?
と中学生に問いかけると、
10人に9人くらいは
「行った方が良い」
と答えます。
しかし中には、高校へ行くことに対して疑問を持って考える人もいます。
疑問を持って考えると、
「高校へ行くのは当たり前」
という前提で考えていては気づかないことに気付けるかもしれません。
参加者の感想
自分の意見を自由に言えてよかったです。
今はまだ行きたい高校はありませんが、
高校には行った方が良いのかもしれないな、
と他者の話を聞いて思いました。

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