【進路探究】直前期にやるべきことを整理しよう
こんにちは。木原です。
11月19日(土)に、進路探究11月号を実施しました。
受験前最後のテストを迎えるこの時期、今回は受験までの残りの期間でやるべきことを考えていきました。
進路探究とは?
進路指導を主体的な「探究」に
進路探究は中3受験生が対象。受験に向けて、毎月その時期ごとに考えたり準備すべきことを、自ら考え実践できるためのワークショップです。実は毎月のテーマは、例年塾の面談でお話する内容をもとに設定されています。
例えば夏前~夏にかけて行く「高校見学」。
面談で
「行ってきてください」
とお話するだけでは、
「言われたからとりあえず行ってくる」
と、受け身な姿勢になってしまったり、
「結局夏が終わったのにどこへも行っていない」
という状況になってしまうケースが毎年あります。しかし高校受験は、中3生にとって
人生初ともいえる重大な決断
です。自分の進学先は、自分でよく考え納得したうえで決めるべきであり、その第一歩となる高校見学は決して軽視できません。そのため5月の進路探究では、
学校見学の予定を立て、何を見てくるのか考えよう
というテーマで、各自考え発表してもらっています。
「ビジョン」を自分の言葉で
また進路探究では単に受験の準備をするだけでなく、
進学先と志望理由、先のビジョンについて
自分の言葉で語れるようになる
ことも大きな狙いの1つです。
1年間モチベーションを高く持って受験勉強に臨むためには「目的意識」が重要となります。「やらされ勉強」ではやる気が出ません。
また高校生になってからも、なぜその高校に入ったのか、将来はどうしていきたいのか、というビジョンを持つことで、そこに向けて努力と成長を積み重ねていけることでしょう。
そのため、3月には
そもそもなぜ高校に行くのか?
4月には
自分に合った高校とは?
といった根本的なテーマについて考えることから始めていき、受験直前の1月には
高校生になったら将来のためにこれだけはやっておきたいこと
を考えて発表してもらっています。
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今回のテーマについて
受験直前期に取り組むことを考えるにあたって一つ意識してもらいたいことがあったため、まずインプットセッションで触れていきました。それは
何を目指すかによって
やり方やペースは変わる
ということ。
例えば英語の勉強ひとつとっても
- とにかく早く寝ることだけを目指すなら、答えを写せば良い
- 明日のテストのことだけを考えるなら、徹夜で必死に覚える
- 翌週テストがあるなら、期限を決めてまず1周
- 翌週5教科のテストがあるなら、5分の1の時間で英語を仕上げる
- 留学を見据えて勉強するなら、喋れるようにもする
という感じで、いつまでになにをすべきか、目標次第で変わってくる訳です。
個人ワークと発表
では何を見据えて取り組むことを考えるべきか。まずは次のことを考えてもらいました。
今回参加してくれた生徒さんは将来なりたいものがあるため、1月の入試に備えることはもちろん、高校では良い成績を取り、大学の推薦枠を狙うのが想定されることの1つです。高校の定期テストでちゃんと点を取るために、直近では
- 中学内容で苦手を残さないこと
- 最後の定期テストでも良い点を取る
(テストで良い点を取る練習)
などが、直近で意識すべきこととして考えられます。そこまで考えると、普段の勉強から意識することや考えるべきことが色々出てきそうですね。
参加者の感想
何をすべきかをあまり考えられていなかったから、考えることができて良かった。今後意識すべきことが沢山あることが分かった。
よくあるのは、受験直前期を見据えた面談で今回の内容を「話して伝える」こと。でもそれを主体的に考えるのが進路探究です。今回の参加者は「あ、色々考えなきゃいけないのだな」と気づいてくれたようで何より。今後は目的意識を持って日々の勉強に励んでもらえればと思います!
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