【OIC】税金について考える
こんにちは、木原です。
11月12日(日)に
OICワークショップ11月第1回を実施しました!
テーマは
「税金について考える」
ということで、
社会を維持するうえで欠かせず
私たちの暮らしと切っても切り離せない
「税金」について学び、考えていきました。
最近「増税」や「減税」について
議論にもなっており、
世の中で起きていることに関心をもって
考える会となりました。
今回の概要
税金の種類
税金ってそもそも何?
増税?減税?理由とともに考えてみよう
OICプログラムとは?
OICプログラムは、世界で起きていることや重要なテーマについて関心を持ち、自分で考え行動するきっかけになるとともに
- 批判的・論理的に思考する力
- 他者と議論する力
- 自分で情報収集し、判断する力
を鍛えることを目的とした、主に中高生(一部小学生も参加可)対象のワークショップです。
税金の種類
まずは次の内容について、各々調べて発表しました。
参加者の回答
所得税
稼いだお金に対してかかる税
消費税
商品の販売やサービス提供に対してかかる税金
たばこ税
たばこを買う時にかかる税
自動車重量税
車の重量や超過年数に応じて課される税
贈与税
相続を除く個人から、お金や住居などを譲り受けた時に発生する税金
自動車税
教育や医療などの公共の事業に使われている
相続税
亡くなった親などから財産を受けつぐ時、受け取った財産にかかる税
入湯税
施設の整備に使われる、温泉のある宿泊施設に泊まるとかかる
鉱山税
鉱山などを所有する場合、その面積に応じてかかる税
そもそも税金って何?
税金について調べて興味を持ったところで
次に「税金とは何か」ということについて
皆で学びました。
私たちは選挙で、国や自治体の代表者を選び、
その代表者たちが話し合ってルールを作ります。
私たちから集めた税金の使い道も
議会で話し合って決められます。
少し話はそれますが、
自分たちのお金がどこに使われるのか、
それによって自分たちの暮らしは良くなるのか、
そういったことが気になるようになれば
おのずと
「選挙に行って投票しなきゃ」
と思うのではないかなと思います。
「選挙に行こう」
という教育・啓蒙活動をよく目にしますが
個人的に、今回のテーマは、
自発的な政治参加の意識を促す
良いきっかけになる気がしますね。
増税?減税?理由とともに考えてみよう
岸田首相の
「増税メガネ」
というあだ名が流行りましたね。(笑)
これまで「増税」について言及しつつ
物価高対策として「減税」についても言及しています。
国税庁のデータによれば、令和5年度は
・歳入額の31.1%が公債金
・歳出額の22.1%が国債費
となっています。
国は国家運営費用の足りない分を
債権で賄っているという事実もあります。
また、昨年度の予算における歳入予想よりも
実際の歳入は多くなっているそうです。
税収が増えることで減税をしてくれたら
支払う側としてはと嬉しいものですが
一方でそもそも支出に対して歳入は足りていないので
どうすべきか難しいところです。
そこで今回は
「増税」派と「減税」派に分かれて
それぞれ自分の立場で
「増税 or 減税」が良い理由を
考えて主張してもらいました。
今までやりたかった形式に一歩近づく
模擬ディベート形式です。
参加者の回答
増税
税金で働く警察官などの公務員のお給料を増やせる。
減税
消費の拡大につながる
手元にお金が残るので、皆買い物するようになり、経済が活性化する
増税
国や自治体の収入が増える
⇒町の道路が綺麗になる
減税
お金が手元に残り
沢山買い物をして
経済が活性化する
増税
働けない老人世代の支えになる
医療や介護、年金などの社会保障が充実する
また国の予算の足りない分を補うことができる。
減税
手元に多くお金が残る
消費税を減税した場合は買い物をしやすくなる
消費が活発になり、国が潤う
OICワークショップには
小学生から高校生まで参加してくれています。
100円のおにぎりに110円払うなど
小学生でも、皆「税金」を払ったことがあります。
それくらい、今回は身近で重要なテーマです。
「国債」について初めて知った子は
とても奇妙に感じられたかもしれませんね。
このことは
「税金」について考えるうえで
欠かせない部分だと思います。
なぜなら今債権で賄っている分をどうにかするのは
私の世代や、今の子供たちですから、
知らない訳にはいきません。
他にも「税金」という話題を軸に
様々な広がりが考えられますので
また機会があれば順に扱っていければと思います。
参加者の感想
税の扱いは難しいんだなと思いました。
税金がなくなるとどうなるのか、考えてみたいです。
増税にも、減税にもどっちも、メリットもあるし、デメリットもあるので、決めるのは大変だなと思いました。
増税だけが税収を増やす方法ではないという気づきを得ました。
増税と減税のメリットについて知ることができた