【OIC】お金の価値について考える

こんにちは、木原です。

9月24日(日)にOICワークショップ9月第2回を実施しました!

今回も参加者の方がアンケートに書いてくださったテーマ案を元に実施した内容となります!

今回の概要

そもそも、お金って何?

お金で買えないもの

お金を稼ぐために必要なことは?

タダのランチはない

OICプログラムとは?

OICプログラムは、世界で起きていることや重要なテーマについて関心を持ち、自分で考え行動するきっかけになるとともに

  • 批判的・論理的に思考する力
  • 他者と議論する力
  • 自分で情報収集し、判断する力

を鍛えることを目的とした、主に中高生(一部小学生も参加可)対象のワークショップです。

お金があったら何をしたい?

まずはこちらの問いかけ。初めはノーヒントで、できればあまりリサーチせず、自分なりに方法を考えてもらいました。

小6の参加者

仕事を一生懸命頑張る
そして、借金をする。

借金!?
これは、稼いだことになるのでしょうか。(笑)

小6の参加者

稼げるアルバイトをめっちゃする。

そして、毎日もやしご飯で我慢する。

毎日もやしご飯…
涙ぐましい努力ですね。

中2の参加者

スポーツをめっちゃ頑張って
プロの選手になって
チームに所属する。

高3の参加者

会社に所属して仕事をしながら、副業もやる。
またNISAや株などの金融商品に投資する。

大人

自分の仕事で成果を挙げる仕事の目標を持ち、それを達成するといくら稼げるのかは計算できる。

1000万円くらい溜まったら、金融資産に変える。あるいはそれを元手にさらに自分がやりたい仕事をやって、そこで稼げる仕組みを作っていく。

そもそも、お金って何?

当たり前のように身の回りにある「お金」

お金ってどういうもの?

と聞かれたら、どのように答えるでしょうか?
せっかくなので、お金の起源や

「そもそもお金とはどういうものか」

という事について皆で学んでいきました。

よく知られている通り、昔は物々交換でした。
しかしそれでは色々と不便があったため

「皆が欲しがるものに交換しておこう」

と、考えたのがお金の始まりなのだそうです。

・日本ではお米
※値段の「ネ」は「稲」の「ネ」なのだとか。
・中国では貝殻
・ローマでは塩
※「サラリー」の語源は「塩(サラリウム)」

またお金には3つの機能があります。

この事を知っておくだけで、お金についてより本質的に考えることができそうですね。

お金で買えないもの

続いてはこちらの問いかけ。

MastercardのCMを思い出しますね。(笑)
お金で買えないものとはすなわち、

お金と交換できないもの

ということになります。

反対に

こんなものまでお金で買えてしまうのか…

といった発見もあるかもしれません。

参加者の回答

小6の参加者

人間

とても良い視点ですね。
このテーマだけで何時間も議論できそうです。
たしかに
「人の身体や命はお金には変えられない」
とは絶対に当たり前のことのように思いますね。
でも、世の中には悲しい話ですが「人身売買」という言葉があります。
何処でどんなことが、というのは
今日のワークではたくさんはお話できませんが、
現代でもそういう問題は存在します。

小6の参加者

人の気持ちと『愛』

そうですよね~。最後までお金で買えるようにはならないものである気がします。人として大事なことですね。

中2の参加者

過ぎた時間はお金を払っても取り戻せない

一方で、時間そのものはお金で買える
(ソシャゲで課金すれば、待ち時間が無くなる)

高3の参加者

時間

人間関係

身に着けた技術
⇒お金を払うだけでできるようになるわけではない。

大人

木星や土星・・・まだ誰の所有でもないから獲得すれば良い

・確定した未来
・成功された約束
・明日の天気
※ほしいけど、まだないもの。自分でつかむもの

・亡くなった人との再会
・思い出
・平和
⇒膨大なお金があれば、理論上は買えるかも

(備考)
・他人の人生・時間はお金で買える
⇒アルバイトって、実はそういうもの

お金を稼ぐために必要なことは?

最後に、こちらの問いかけについて皆で考えました。

「稼ぐ方法」ではなく
「稼ぐために必要なこと」であるのがポイント。

将来お金を稼ぐために
今から意識・実践すべきことは何だろう?

と考えるきっかけになればと思い、
問いを設定してみました。

参加者の回答

小6の参加者

努力

「お金を貯めるぞ」
と思いながら、勉強や仕事を頑張る

小6の参加者

将来バイトをする時に、バイト代を上げるために交渉してくれるサービスを利用する。

中2の参加者

(プロのスポーツ選手になるために)
勉強も運動も全力で頑張る

将来働いて稼ぐための実力を身に着けるため

高3の参加者

知識やスキルを身に着け、自分の価値を高める

人が求めること、ニーズを先取りし
それを継続していく力が必要

大人

(自分の仕事で稼ぐために)

・お客さんから信頼される存在であること
・仕事で目標達成するためのスキルや姿勢
(そのために、という話でもあるが)
・円滑なコミュニケーション

 ・・・

自分自身ができるとともに
仲間にもそのスキルを身に着けさせること
(将来的に)
組織マネジメントの知識・スキル

マーケティングの知識・スキル
(お客さんを獲得するため)

(その他)
☆求められているスキル
☆金融リテラシー、知識

タダのランチはない

我々は、生徒さんに関わる大人として、皆さんに自分が意義を感じられる形でお金を稼いでもらいたいなと思っています。

自分が生み出した価値に対してお金を払ってもらう
自分の仕事で誰かに喜んでもらう

ような仕事こそ本質的で、やりがいがあることなのではないかと思うのです。

最後に、ファシリテーターの大庭からメッセージを1つ。大庭が若いころ、アメリカの大学に通っていた時に経済学基礎の授業で学んだ話です。

経済学は全てこの考えから始まるそうです。今回のワークショップを通して「交換」という言葉が出てきましたが、大事な考え方ですよね。

例えばタダで食べられるお店に行って食べたとしても、そこに行くまでの時間を消費していると考えるそうです。

  • 自分が何かを得た時に、それは何と交換したものなのか?
  • 転じて、自分が何かを得ようと思ったら、何と交換するのか?
  • 人は自分の何に対してお金を払ってくれるのか?

これが、今回の探究の本質かなと思います。

参加者の声

小6の参加者

お金で買えないものが以外と沢山あって驚いた

高3の参加者

お金を稼ぐことにおいて必要なことを改めて考える良い機会になりました。 意外とお金で本当に買えないものって少ないのかもしれないと気付かされました。

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