【OIC】日本の安全と平和
こんにちは、木原です。
8月27日(日)にOICワークショップ8月第2回を実施しました!
毎回のアンケートにに何人かの参加者が書いてくれた「実施してほしいテーマ」を総合し
日本の安全と平和
について考えていきました。
今回の概要
そもそも日本は安全?平和?
平和や安全を守るにはどうすれば良い?
安全と平和を守るのは自分たち
OICプログラムとは?
OICプログラムは、世界で起きていることや重要なテーマについて関心を持ち、自分で考え行動するきっかけになるとともに
- 批判的・論理的に思考する力
- 他者と議論する力
- 自分で情報収集し、判断する力
を鍛えることを目的とした、主に中高生(一部小学生も参加可)対象のワークショップです。
そもそも日本は安全?平和?
まずは、今私たちが暮らしている日本は安全だと言えるか、平和だと思うか、考えてもらいました。
参加者の回答
安全ではない
台風が沢山くるし、災害も多いから
他の国からみたら平和で安全
日本だけみたら安全かどうかは分からない
ウクライナなどに比べたら平和
でも日本では地震が起こるし、殺人事件なども普通にある。
また中国と台湾に緊張があるというニュースを耳にする。
平和でも安全でもない
先日強盗事件も起きた
安全ではない
事件や事故が度々起こるから
日本は安全
平均寿命が長いし、皆普通に安心して生活できているから。
一般的にはよく
「日本は平和で安全な国だ」
と言われますが、改めて問われてみると、意外と「そうでもないかも」と思える要素があるのですね。そもそも何を持って「平和」「安全」と言えるかというのは難しいところですが、そういった中で「他の国と比べて」と相対的な視点で考える意見や、平均寿命を根拠に平和だと主張する意見もありました。
日本を取り巻く危機
経済平和研究所が出している世界平和度指数という指標によると、日本の平和度は世界で9位だそうです。
日本が安全だと言われる理由として
・犯罪率の低さ
・銃刀法の規制
・日本人の倫理観
・薬物や犯罪組織への規制の徹底
などがあげられるでしょう。
一方で、
・中国の台湾侵攻の可能性
・北朝鮮のミサイル問題
・富士山噴火や南海トラフ地震のリスク
など、日本の国内外には様々なリスクや脅威が存在します。
そういったことを皆で確認したうえで、続いて次の問いについて考えてもらいました。
平和や安全を守るにはどうすれば良い?
参加者の回答
犯罪や事件が起こらないようルールを作っている
戦争の恐ろしさを語り継ぐ
原爆ドームやそこで開催されるイベント
平和教育など
耐震構造の建物を作ったり
緊急地震速報を整備するなど
地震に対する備えが進んでいる
地震はまだまだ余地が難しいところがありますが、火山の噴火は観測所を設置して前兆を把握できるようになってきているようですね。
他国との関係性構築
いざという時に支援してもらえる
様々な事例があります。
イランで革命が起きた時、当時自衛隊が海外で活動することができず、国外へ脱出できずにいた現地の日本人を助けてくれたのはトルコでした。
他にも、南スーダンの内戦で民間の日本人の退避を韓国軍が助けてくれたり、東日本大震災の時には台湾が真っ先に支援してくれました。
他国に助けられる場面が沢山あるということを踏まえ、普段から他国と良い関係を築いておくというのは大事なことかもしれませんね。
Jアラートを鳴らして避難する。
予め避難場所を決めておく。
安全と平和を守るのは自分たち
最後に、ファシリテーターからのメッセージです。
中国の台湾侵攻は、個人的にかなり怖いことだと思います。
中国が台湾に侵攻するのは「最悪の事態」だと言えるでしょう。なぜなら、大国ロシアといえどもウクライナという一国には簡単に勝つことができず、泥沼化してしまっている事例があるからです。ただ、もし台湾侵攻が本当に起きてしまったら、米軍もそこに参戦し、沖縄をはじめ日本にある米軍基地は中国軍の攻撃対象となってしまいます。
・いざとなったら話し合いは通用しない
・一度始まってしまった戦争は中々終わらせることが難しい
そういったことを、ウクライナの戦争から学ぶことができます。
この最悪の事態を引き起こさないために、今を生きる私たちは当事者として考えなければなりません。そのために歴史を学ぶことも重要でしょう。
今回メッセージとして伝えたいのは
今ある平和や安全は、これまで誰かが守ってきてくれて、今も守り続けている
ということです。
平和や安全は勝手に成り立っている訳ではないのです。これから先も色々な危険や脅威から平和で安全な日本を維持していく、それを担うのは私たち自身ということです。
参加者の声
日本は(他の国に比べれば)安全な国なのだという事が分かった
災害や戦争など、日本にもリスクが沢山あることを知って驚いた。
国の安全はどのようにして成り立っているのか、考えることができた。
OICワークショップで
ともに学び、考え、
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