【OIC】『住みたい街』探究
こんにちは。木原です。
1月29日(日)にOICワークショップ1月第2回を実施しました!今回のテーマは
『住みたい街』探究
今回は新たに体験参加してくれた小学生もいるため、楽しく考えやすいテーマを選びました!
OICプログラムとは?
OICプログラムは、世界で起きていることや重要なテーマについて関心を持ち、自分で考え行動するきっかけになるとともに
- 批判的・論理的に思考する力
- 他者と議論する力
- 自分で情報収集し、判断する力
を鍛えることを目的とした、主に中高生(一部小学生も参加可)対象のワークショップです。
今は「VUCA時代」といわれる、社会が激しく変化し先が読めない時代です。
例えば
2011年にアメリカの小学校に入学した入学した子供たちの65%はその時存在しない職業に就くだろう
と予測されています。また
約3分の1の企業が外国人留学生を採用する
というデータもあり、
- 一生日本人とだけ仕事をする
- 日本人だから日本の企業に就職できる
という時代は終わったと言えるでしょう。
だからこそ、こういった先行き不透明な時代を生き抜くために必要な力を身につけなければなりません。本ワークショップでは、まずは世の中で起きていることを知り、深く考え、他者と意見交換をするといった経験を積んでもらいたいと考えています。
本ワークショップでは次のことを大事にしています。
OICワークショップに参加する時の心構え
発言は自由!(どんな意見も歓迎)
※答えは一つとは限らない
聞く姿勢も大事。人の意見に相槌を拍手を送ろう!
ここには、
- 様々な視点で柔軟に意見を出し合って学びあう
- 意見を言うことにチャレンジする
- 聞く姿勢を身に着ける
ことを実践してもらう狙いがあります。
今回のテーマについて
街の魅力とは?
今回は『住みたい街』の探究です。
都道府県の魅力度ランキングをはじめ、
地域の魅力を格付けするものは沢山あります。
しかし
- その地域のどこを魅力と感じるか
- その地域に住みたい理由
は人それぞれでしょう。
住みたい場所について考えることは、その街の魅力を探究するということ。そこでまずは手始めに自分が住んでいる街について考えてもらいました。
参加者の回答
今回も様々な場所からオンラインで参加してもらっているため、皆さんの回答にはそれぞれの地域柄が出ていて、大変面白かったです!
近くに遊ぶ場所が沢山ある⇒お台場など
近所の遊び場がお台場…さすが港区。(笑)
田舎なので、虫取りなど自然の中で遊べる
残念なところ:交通の便が悪い
フルーツで有名
そして沢山もらえる
(1番はミカン!)
自然が豊か
海も山も川もある
残念なところ:
車がないと生活できない
大雪が降ると特産品が全滅する
車の運転がゆっくりな人が多い割に
信号無視が多い
図書館が充実している
主要駅が沢山ある
(鉄道マニアに嬉しい街)
残念なところ:鉄オタが治安を下げている
自然が豊か
秋にコスモスを楽しめる場所など
花の名所が沢山ある
大きな公園が多い
小松菜の生産が盛ん
江戸川区花火大会が有名
残念なところ:
区内の南北の移動が不便
キャプテン翼や
タカラトミーなど
特徴的な文化がある
素敵な公園が沢山
⇒水元公園には生きた化石
「メタセコイア」の森
残念なところ:
駅前に変なおじさんがいる(治安が悪い)
町中にゴミがある
学力が低め
葛飾区には他にも、
寅さんとか、こち亀とかもあるよね!
学力については、以前葛飾区の塾で仕事をしていた時、悩まされていました。(笑)
バスが便利(交通網が発達している)
残念なところ:
(自分が住んでいるエリアは)
坂が多く、
どこに行くにも坂を上らないといけない
サンフランシスコから車で2時間
シリコンバレーから車で2時間
ヨセミテ国立公園まで車で1時間半
残念なところ:
夏は40℃以上になる
(普段は乾燥しているのに、町が水没するほど雨が降ることもある)
交通の便が悪い
魅力度ランキング
改めて、街(地域)の魅力とは何でしょうか。例えば2022年の都道府県魅力度ランキングは、こんな感じになっています。
今回参加している小学生の生徒さんが住んでいる和歌山県は前年からのポイント伸び率1位
またそれぞれ今回の参加者が住んでいる埼玉県と茨城県は伸びしろに満ち溢れています。
さて、こちらのランキングでは、毎年北海道が不動の1位なのですが、仕事で何年も真冬の北海道に通い続けたファシリテーターの大庭は次のように思うのです。
一概に北海道と言っても広いですし
実際にその場所に住む(その場所で過ごす)のと
違う場所から憧れるのは、
また違うのでしょうね。
他にも、
住みたい東京の街といえば吉祥寺が有名ですし
アメリカの都市ではポートランドが人気だったりします。
それぞれに人々が魅力に感じるポイントがあり
興味深いです。
住んでみたい街を考える
以上を踏まえて、今回の本題について考えてもらいました。
- この街にはどんな魅力がある?
- 自分はどんな所を魅力に感じる?
といったことを考える、地理の探究です。
参加者の意見
沖縄県
海が綺麗で冬も暖かい
魚をすぐに食べられる
外国の文化に触れやすい
夏は意外と涼しい
海水浴が好きなので
⇒3月~10月まで泳げる
神奈川県
観光スポットが沢山あるから
⇒横浜とか
湘南、鎌倉や箱根など
他にも沢山あるね!
兵庫県西宮市
自分が生まれて、以前住んでいた場所
岩手県盛岡市
近くに花巻空港があり
新幹線で東京にも北海道にも行ける
東北のどこへでも行ける
そして雪が降る
最近は花火が盛ん
東京都国立市
治安が良く、自然が豊か
大学は一橋大学に決まりだね。(笑)
東京都目黒区
・買い物スポットの豊富さ
・治安の良さ
・自然災害リスクの低さ
・ご近所づきあいの良好さ
が23区で1番
交通の便も良い
愛知県名古屋市
ご飯が美味しい
モーニング文化があり、喫茶店が多い
⇒休日はカフェ巡りをしたい
東京まで新幹線で1時間で行ける
新潟市
涼しいエリア
日本海側なので夏も乾燥している
⇒自分は暑がりなので、涼しいエリアがいい
⇒寒い分には、余裕です。(笑)
東京まで新幹線で一本で行くことができ
新潟空港から世界に出られる
海が近くにある
米どころなので、米と日本酒が美味い
とある軸を持って調べてみたら、今まで考えたこともなかった場所が見つかりました。それは、
栃木県
理由は災害が少ないこと。県を挙げて災害の対策をしているそうです。
自分は実家が神戸にあり、高校生の頃に阪神淡路大震災を経験しました。なので、災害を軸に考えてみました。
参加者の声
「どんな町がいいのか」は人それぞれ感じることが違うんだなと思いました。
住んでいる場所の魅力は考えたことがなかったので、良い機会になった。
日本が思っているよりも広く、地域によって特色があることを再認識出来ました。 国内はあまり行ったことがないので、受験が終わって落ち着いたら国内旅行をしたいです。
OICワークショップは
毎月2回実施しています。
初参加の方は1回無料で体験可能なので
ぜひお気軽にお問合せください!