【OIC】地球温暖化

こんにちは。木原です。

12月28日(水)に、

OICワークショップ12月第2回を実施しました!

今回のテーマは「地球温暖化」

前回に引き続き、

小学生の参加者からのリクエストです!

 

OICプログラムとは?

※読み飛ばす場合はこちら

OICプログラムは、世界で起きていることや重要なテーマについて関心を持ち、自分で考え行動するきっかけになるとともに

  • 批判的・論理的に思考する力
  • 他者と議論する力
  • 自分で情報収集し、判断する力

を鍛えることを目的とした、主に中高生(一部小学生も参加可)対象のワークショップです。

 

今は「VUCA時代」といわれる、社会が激しく変化し先が読めない時代です。

例えば

2011年にアメリカの小学校に入学した入学した子供たちの65%はその時存在しない職業に就くだろう

と予測されています。また

約3分の1の企業が外国人留学生を採用する

というデータもあり、

  • 一生日本人とだけ仕事をする
  • 日本人だから日本の企業に就職できる

という時代は終わったと言えるでしょう。

だからこそ、こういった先行き不透明な時代を生き抜くために必要な力を身につけなければなりません。本ワークショップでは、まずは世の中で起きていることを知り、深く考え、他者と意見交換をするといった経験を積んでもらいたいと考えています。

本ワークショップでは次のことを大事にしています。

OICワークショップに参加する時の心構え

発言は自由!(どんな意見も歓迎)
※答えは一つとは限らない

聞く姿勢も大事。人の意見に相槌を拍手を送ろう!

ここには、

  • 様々な視点で柔軟に意見を出し合って学びあう
  • 意見を言うことにチャレンジする
  • 聞く姿勢を身に着ける

ことを実践してもらう狙いがあります。

今回のテーマについて

「地球温暖化」と言えば、誰もが1度は聞いたことのあるテーマです。そこで、まずは早速こちらの問いについて考えてもらいました。

参加者の回答

各々考えて調べてもらい、

被るところもありましたが、

様々な画像を挙げてもらいました。

(一部、伝わりやすい画像に置き換えています)

地球温暖化

最近では「気候変動」と表現されることが多くあります。例えば2022年も日本やアメリカでは「寒波」が深刻な影響を及ぼしました。この「気候変動」について考える際、産業革命以降200年の人間の活動が注目されがちですが、そもそも地球の歴史の中で何度も「気候変動」は起きていることなど、他にも考慮すべき視点は沢山あり、一概に「これ」と言い切れる答えがない問題です。

またこの問題はSDGsの13番目に取り上げられています。

1つの国の問題ではなく、人類皆で立ち向かうべき国際的な課題として捉えられているということですね。

個人ワークと発表

ここで本題。動画を視聴したうえで、

以下の問いについて考え、発表してもらいました!

小5の参加者

日本全体で、車に乗る人が多いからここを変えていく。

ガソリンではなく環境にやさしい方法に。

ファシリテーター

ここは、大手の車の会社が利権を握っているので、難しいところなのですよね。変えようと思っても、今日・明日ですぐには変わらない。

日本の電気自動車の普及は諸外国に比べて遅れています。

また、こういう時によく「電気自動車」が考えられますが、発電時にCO2を排出していますよね。電気自動車が本当にCO2削減につながるのか?ということも考える必要がありそうですね。

小5の参加者

買い物をする時、エコバッグを使う。

節電をする。

小6の参加者

ガソリン車を電気自動車に変える。

そのために国がルールを作ったり、援助したりする。
(国が主導して変えていく)

中1の参加者

エアコンの使用時間が長くならないよう心掛ける。

お風呂でもお湯の節約を心掛ける。

中2の参加者

テレビのつけっぱなしをなくす。

自分はよくやってしまうので…(笑)

中3の参加者

植物を育てる

高2の参加者

物を買う時、必要なことを必要な分だけ買う

大人

以前、このワークショップで水と食糧の問題について扱った時、家畜の飼育やワインの製造には多くの水が使われていることを知り、それ以降、買い物をする時に意識するようになった。なので「知る」ことは重要だと思います。自分が利用したものやサービスの背景でどれくらいのCO2が排出されているのかを。

まとめ

以下、最後にまとめとして話したメッセージです。

EUでは環境問題の解決を主張する派閥が議席を取るなど、人々の意識や環境問題に対する対処はある程度進んでいると言えます。しかし気候変動(地球温暖化)が難しい問題であることは、例えば

ここ数年
コロナ禍で人々の活動が停滞する中
その間に削減できたCO2は
わずか7%に過ぎない

といったことからも窺えます。またワークショップ内でも少し話題に出ましたが、

今日・明日でどうこうできる問題ではない

ということは、問題を考えるうえでの重要なポイントなのかなと思います。例えば

火力発電でCO2が沢山排出されるから

明日から全て原子力発電にしよう

といっても、それはそれでリスクが大きく課題もあるため急には変えられません。変えていくには長い時間がかかるからこそ、今、我々にとって大事なことは

今できることから始めていく

という視点を持つことではないでしょうか。だからこそ私たちは起きている問題について知り、自分で考え、行動していくのです。

 

そういった考えのもと、今回も最後は

  • 自分が
  • 身の回りで
  • 日本が国として
  • 何ができるか
  • 何をした方が良さそうか

といったことを考えてもらいました。この1回で万事解決ということにはなりませんが、今後もさらに自分で関心を持って考えていくきっかけになればと思います。

参加者の声

中2の参加者

地球温暖化について再び考える機会になった

中3の参加者

気候変動は怖いと思った

高2の参加者

大きな改革と小さな改革が必要かなと思いました。 大きな改革は脱炭素の仕組みづくりで、小さな改革は一人一人の節制の意識です。 特に、私たちのような未来を生きる人が行動を起こすべきであると感じました。 日本では若者の投票率が低かったり、議員の年齢層が高かったりと次世代の意見が通りにくい現状があるので、そこから変わっていくといいなと考えます。

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