【OIC】8月第2回「SDGs」
こんにちは!
SSS主任コーチ&MWCファシリの木原です!
いよいよ8月も残り1週間となりました。遊びも、勉強(仕事)も、悔いのない時間を過ごしていきましょう~
先週土曜日、ジプロスLepton本一色教室(以下、レプトン)さんと共同開催のワークショップ
Oh, I See! プログラム 8月2回
を実施しました!(レプトンとSSSは提携しており、SSS会員は無料でこのワークショップに参加することができます)今回のテーマは「SDGs」です。
Oh, I See! プログラムとは??
Oh, I See! プログラムは、
- 世界で起きていることや
- 様々な重要トピックについて
- 調べたり、考えたり、皆で議論したりすることを通じて関心を持ち、
- さらには自分の意見を持てるようになる
またその過程で、
- 視野が広がり、
- 批判的・論理的に思考する力
- 他者と議論する力
- 自分で情報収集し、判断する力
を鍛えていくことを目的とした、主に中高生(一部小学生も参加可)対象のワークショップです。テーマは月々ごとに様々で、
- 6月は「ジェンダー」
- 7月は「中東問題」
- 8月1回は「留学のあれこれ」
を、実施してきました。
以外と知らない? 世界と日本の現状
知っておきたい「SDGs」
今や様々な企業や自治体、様々なところで耳にするようになった「SDGs」
持続可能な開発目標
SUSTAINABLE DEVELOPMENT GOALS
こんな言葉を聞いたことある方も多いと思います。「聞いたことない!」という中高生にも是非知っておいてもらいたいことです。
17の領域と169のターゲット、「うちはSDGsに貢献しています!」という企業や自治体も結構見かけるような気がしますし、日本はそれなりにコミットしている…?と思いきや、実は達成したとみなされているのは「教育」のみなのだそう。。(それほど解決していかなければならない問題が山積みだということですね。。)
ここで、今回のワークショップで見ていった、様々な「現状」に関するクイズをご紹介します!※全ては紹介しきれませんので、詳細が気になる方は是非リサーチしてみてください!
自然環境
人間の生活の影響によって、生存できないおそれのある生物は約100万種類です。非常に多くの生物が影響を受けていることが分かりますね。また日本は世界で7番目に多く漁業をしています。海の資源を持続できないほどに世界の魚は獲られすぎており、今は1970年当時の49%の量しか海洋生物がいないそうです。これによって海の生態系が破壊されること、(特に日本は)私たちが食べられる魚が減ること、地方経済を支える漁業が成り立たなくなってしまうことなど、様々な影響を受けることが予想されます。
集中する人口、広がる格差
世界では5人に一人の人が1日200円より少ないお金で生活をしています。是非、今日自分が生活するのにかかったコストを考えてみてください。水、食べ物、衣服、電気、ガス、水道、交通…1日200円以内で生きていけそうでしょうか??
世界の総人口76億人のうち、55% の人が都市に住んでいます。半分以上です。それだけ一部の地域に人口が集中しているのですね。
そして、世界196か国のうち150か国が開発途上国と呼ばれています。言い換えれば、そうでない国は46か国だけということです。一部の人たちだけが比較的恵まれた暮らしをしている現状が見えてきます。
全然成長していない「日本」
事実を知るたびに「ええ!」という驚きの声があがりましたが、今回はココが一番、皆の驚きが大きかったポイントかもしれません。日本の経済成長ランキングは何位だと思いますか??
・・・
正解は、193か国中169位です。
成長していませんね。。例えばここ20年でアメリカの大学の学費はおよそ2倍になりました。それは、それだけ物価や働いている人の給料も上がっていることを意味しています。一方で日本では、働いている人の給料は上がらないどころかむしろ下がってしまっています。今でこそまだ世界第3位の経済大国ではありますが、時間が経てばどうなるかは明白です。
知ることが第一歩
私たちにも無関係ではない諸問題
今回参加してくださった中学生の皆さんには、少なからず驚きや衝撃があったように思います。
例えば日本の経済成長などはとても分かりやすいです。「お金なんて別に稼がなくてもいい」と考える人もいるかもしれませんが、世界には日本だけが存在するのではなく、色々な国が関わり合いながら国際社会を形成しています。日本も、中東地域から石油を輸入していますし、アメリカや中国をはじめとする多くの国から食料を輸入しています。海外が経済成長し、日本が経済的に停滞しているということは、それだけ海外から物を買うのが難しくなっていることです。
他の領域とも関連させて考えるならば、例えば今後人口が増えていき、気候変動も進んでいったらどうなるでしょうか?水や食料が足りなくなったら人類はどうやって生きていけば良いのか、その時、経済的に停滞している日本はどれほど豊かさを維持できるでしょうか?そもそも「現状維持」が難しくなってしまっているという事実も考えていかなければなりません。
課題を解決するのは自分たち
今回のテーマを扱った目的は、「解決すべき問題」が沢山あるのだということをまず知ってもらうことでした。事実を知ることは、そういった諸問題を自分たちが何とかしなければならないのだということを知る第一歩になるからです。そして参加者には、このワークショップがきっかけとなり「自分たちがこの問題を何とかしなければならないんだ」と考えてもらえればと願っています。
次回、9月4日(土)
今回初めて、ステップアップとして本格的に内容作りや当日運営に関わらせていただきました。単発回だったため本格的なディスカッションやSDGsの各項目の深掘りまではできませんでしたが、17項目どれもが奥深く、また重要な問題ですので、いずれ各テーマの深堀り回を実施していければと思っています。
次回は9月、引き続き重要なテーマ、学びになる内容を扱ってまいりますので、お楽しみに!
ではでは!