【OIC】新型コロナ終息?これからは何が?
こんにちは。木原です。
3月12日(日)にOICワークショップ3月第1回を実施しました!今回のテーマは
新型コロナ終息?これからは何が?
です。
OICプログラムとは?
OICプログラムは、世界で起きていることや重要なテーマについて関心を持ち、自分で考え行動するきっかけになるとともに
- 批判的・論理的に思考する力
- 他者と議論する力
- 自分で情報収集し、判断する力
を鍛えることを目的とした、主に中高生(一部小学生も参加可)対象のワークショップです。
今は「VUCA時代」といわれる、社会が激しく変化し先が読めない時代です。
例えば
2011年にアメリカの小学校に入学した入学した子供たちの65%はその時存在しない職業に就くだろう
と予測されています。また
約3分の1の企業が外国人留学生を採用する
というデータもあり、
- 一生日本人とだけ仕事をする
- 日本人だから日本の企業に就職できる
という時代は終わったと言えるでしょう。
だからこそ、こういった先行き不透明な時代を生き抜くために必要な力を身につけなければなりません。本ワークショップでは、まずは世の中で起きていることを知り、深く考え、他者と意見交換をするといった経験を積んでもらいたいと考えています。
本ワークショップでは次のことを大事にしています。
OICワークショップに参加する時の心構え
発言は自由!(どんな意見も歓迎)
※答えは一つとは限らない
聞く姿勢も大事。人の意見に相槌を拍手を送ろう!
ここには、
- 様々な視点で柔軟に意見を出し合って学びあう
- 意見を言うことにチャレンジする
- 聞く姿勢を身に着ける
ことを実践してもらう狙いがあります。
今回のテーマについて
3月13日、マスク着用のルールが変わりました。
今までは「屋内で密集したり会話をする場合はマスクをつけてください」というルールだったところ、それ以降は「自分で判断してね(必要そうなところではつけてね)」というものに変わった訳ですね。
今回のワークショップはちょうどその前日だったため、それにちなんで新型コロナに関するテーマを扱っていきました。
今回の概要
コロナが流行る前と後で、何がどう変わった?
(世の中や、生活の変化を振り返り)
どうなれば、コロナは終息したと言えるか?
将来、どのような感染症危機が想定されるか?
コロナ禍で変わったこと
まずはこの3年間がどのような期間だったのか、皆で振り返っていきました。身の回りに起こったこと、世の中がこう変わったのではないか、と思うことを考えていきます。
皆さんの回答
コロナ前は班ごとに給食を食べていたけど、今は一人で黙食
コロナ前は日暮里に外国人客が沢山いたけど、コロナ禍では全然見なくなった
(今は入国規制は解除されている)
以前はマスクなんてほとんどつけなかったのに、コロナ後はマスクをつけるようになった。
学校で検温を毎日行っている。
コロナ後はオンライン・Zoomの授業が増えた
(このワークショップもそう)
コロナ後はフードコートや図書館で一席空くようになった
またレジの並び場で立ち位置が固定されるようになった
(ソーシャルディスタンス)
以前は職場に出勤していたけど、コロナ後はリモートで仕事をするようになった
コロナ後は外(特に電車内とか)で咳をしにくくなった
(周りに配慮して)
コロナ後はどこに行っても手を消毒させられるようになった
コロナ禍はいつ終わる?
続いて
「どうなればコロナ禍は終わったと言えそうか」
ということについて考えてもらいました。参加者の皆さんのコロナ禍の印象、実際に見聞きしたことを、間接的に深堀りしていく問いかけです。
皆さんの回答
感染者数が100人未満など、一定の基準よりも少なくなる
ちなみに、3月11日現在の東京の感染者は805人だそうです。
感染者数が一定数より少なくなる。経済活動が元に戻り、景気が良くなる。
全国の新規感染者数が
150人未満 / 週
の状態がしばらく続く。。
有効な薬ができたら
特効薬ができたら。コロナ感染者数をメディアが報道しなくなったら。
感染者数を数えるのには理由があるのですよね。それは、感染症の分類ごとに対応のルールが決まっているから。
例えば、結核という病気。
別に流行している訳じゃないけど、年間3000人くらいかかる人もいるらしいです。けど、現代においては過度に恐れられるものではないですよね。毎日報道されている訳でもない。
・メディアが報道しない
・1週間くらい「コロナ」という単語を見聞きしない
※あえて「ノーマスク」ではない気がする
⇒なぜなら、日本人はコロナが落ち着いても
『周りがしているから』
という理由でマスクし続けそうだから。
自分は今アメリカで生活しているけど、アメリカの生活でコロナ禍であることを感じたことは1度もない。
マスクをしない生活が普通だし、黙食などもない。
ただ、昔と違うなと思うのはテイクアウトが多いこと。イートインは少ない印象。
コロナ禍によって、世の中の変化が一気に加速した
ということは色々な方面で耳にします。日本でも同様にウーバーイーツが流行りましたが、アメリカでテイクアウトが多いことも、その一面かもしれませんね。
さらにこの後、コロナの「5類」移行によって何が変わるのか、海外(アメリカ)の対応の事例や、過去に流行した感染症の事例を紹介していきました。
体感的には
「コロナはもうええやろ、、」
という雰囲気はあると思います。個人的に「融通が利かないな…」と思う場面もあります。
しかし一方で、以前、ファシリテーターの大庭と私が仕事で「結核」に対する保健所の対応を目の当たりにする機会があったのですが、それが大変的確で手際が良く、感心したのを覚えています。そういうところは、「日本のシステムはよくできているなぁ」と思わされますね。
今後想定される感染症危機
過去の歴史を見てみると、人類はこれまで多くの感染症と戦ってきたことが分かります。そういったリスクがあるということは、今を生きる我々も同様と言えるでしょう。そこで最後に、今後想定される感染症の危機について調べたり考えたりしてもらいました。
皆さんの回答
食中毒
生肉料理
ユッケで5人亡くなった事故がある
ノロウィルス
鳥インフルエンザなど、動物が感染する病気もある。またそれによって人が食べるものが亡くなってしまうリスクもある?
一昔前、狂牛病が恐れられた。動物由来の病気。
手足口病⇒水疱瘡や発疹ができる
永久凍土が解けて、そこから出てきたウィルスが広がる
永久凍土が溶けて新たなウイルスによる感染症。
温暖化によって熱帯地域で発生していた感染症が地球規模で起こるようになる。
〇蚊を媒介とする熱帯の感染症
もし温暖化が進むなら
〇ジカ(ZIKA)ウィルス
〇デング熱
〇未知のウィルスは170万種(哺乳類、鳥類)
参加者の声
人間に感染し、広がる恐れのある新しい感染症が10年周期で表れることなど、感染症について学びを得ました。
いろんな感染症の危険があると知って怖いと思った。
コロナによって変えられたことが今では日常になっているなと思いました。 これが一時的な変化となるのかそれともそのまま定着していくのか気になります。
OICワークショップは
毎月2回実施しています。
初参加の方は1回無料で体験可能なので
ぜひお気軽にお問合せください!