第35回 探究「チーム」
第35回 探究型学習コース実施!
【アイスブレイク】
2020年に開催されるオリンピックを視野に入れ、
「日本代表なりきり自己紹介(仮)」
を実施。
「オリンピック〇〇日本代表の〜です!」
と自己紹介。なぜそれをやりたいのかという想いとともに、日本代表になりきってプレゼンしていきました!
正統派競技からちょっとマイナーなもの、完全妄想なもの(笑)まで色々な競技の日本代表がいて面白かったですね。
日本代表の選手として出場する、さらにはメダルを取るということはとても大きな達成であり、自分に想像もできないような選択肢とパワーを与えてくれることと思います。もしそのようになったら自分は何がしたいのか、こうして皆で言い合ってみると、面白いです。
と、いうわけで本編!
【探究】
今回のテーマは「チーム」ということで、
・もし弱小チームのキャプテンに任命されたら、どうやって勝てるチームに変えていく?
という問いかけについて皆で探究していきました。
「監督」でも「単なる一員」でもなく「キャプテン」としたのは一つ探究作成時に色々と考えた部分でして、上に立つ人物でもなく、単純なone of themでもなく、チームの一員となり、彼らと同じところに立って、けれども誰よりも彼らのことを考え、チームに貢献する、という視点で考えられるのではないかと思います。
究極的にはそれはキャプテンである必要はないのですが、(皆がそうなればベストなのですが)、まずはそのように考えやすいのがキャプテンだろうと思い、そのような設定にしてみました。
また今回、
どのようなチームにするか→高校サッカー部
期限は→1年間
としたことも特徴的で、これによってかなりリアルな状況を想定して考えてもらうことを示唆してみました。ただしこれは必ずしもそのようにしなければならない訳ではなく、実際の議論では、具体的な状況を設定しているグループもあればそうでないところもあり、多様なアプローチが見られたと思います。
○個人の強化に着目したアイデア
弱小チームはそもそも一人ひとりの技術や体力が足りない。
あとは戦術にも暗い。
なので徹底的に基礎を鍛え、また戦術も勉強し、レベルアップしていく。
↑常連参加の高校生からの意見です。
同様の視点はほかのグループからも上がっており、
「最低限の練習量をノルマとして貸す」
「やり方を統一する」
逆に
「自分で考えさせる」
また
「自分で考えさせるけど、定期的に報告&振り返りの時間を取る」
など様々な手法が考えられていました。
○チームの強化に着目したアイデア
目標を共有する
互いのニックネームを考えて親しみやすくするなどの工夫
四ツ谷学院55段階式(スモールステップ)で年間の達成目標を細かく設定
…等々
参加者各々の現場で実践されていることや、その場で調べたり考えたりして出てきた手法がたくさん出てきました。
〇ちょっと面白い、凄めなアイデア
・監督交代、強プレーヤー移籍
→弱小チームってお金なくね?→上手にブランディングしてクラファンしよう
→それでも自分は今いるメンバーでジャイキリ起こすみたいな方が好き
・セイバーメトリクス…(by 初参加の中3)
この場をやっていていつも思うのは、
ここ議論する際は大人も学生も関係ない、互いに刺激を受け学び合える
ということです。
人間社会で生活している以上、結構な確率で何かしらのコミュニティに属していますし、何かことを成す、仕事をするなどしようと思ったら、基本的には人とチームを組むことは多いです。そういった中で、このようなテーマについて広く議論し、多様なアイデアに触れて学びを得られることはとても、有意義だと感じました。
参加してくださった皆様、ありがとうございました。
また、やりましょう!
次回は 10/3(木)「人口減少」をテーマに皆で探究していきます!
次回もまた、面白くて学びになる探究の場を提供してまいりますので、お楽しみにッ!