【地理探究】色々な世界一

こんにちは。木原です。

1月8日(日)に、

教科書探究1月第1回を実施しました!

今回のテーマは「色々な世界一」

前回に引き続き、

いつもとは少し違った角度からの探究です。

教科書探究とは?

勉強はつまらない…

やりたくない…

と、感じたことはありませんか?

テスト勉強、受験勉強、学校の宿題、・・・大変ですよね。

もちろんこうした勉強は大切なのですが、本来は、

自分で興味をもって調べたり考えたり、

実験してみたり、

自分で考え探究していくことこそ、本質的で楽しい学びでなのではないかと思います。

教科書探究では、教科書の内容に対して問いを立て、調べたり考えたりし、発表や議論を行う探究型ワークショップです。

「テストに向けてとにかく暗記」となってしまいがちな中学生の勉強内容は、実は深堀してみると面白いもの。

教科書内容に対して

「へ~そうなんだ~」

「面白いな」

と思ったり、今までと違った見え方をするようになることで、学校の勉強がより楽しくなるきっかけとして本探究を実施しています。

実施は毎月2回、社会と理科をそれぞれ1回ずつ扱っています。

今回のテーマについて

インプット・セッション

今回も根本にあるコンセプトは

疑問を持って、調べたり考えたりしてみる

ことですが、前回よりはだいぶ考えやすいのではないかなと思います。

教科書を読みながらキーワードを選定し、

「世界一○○な△△って何だろう?」

という問いを立てて調べてみる、ことをしました。

また単純に、

この手の雑学は面白いと思いますので、

今回の探究を通じて

地理って面白いな~

色々調べて知っていくのって楽しいな

と思ってもらえたいという狙いもありました。

 

世界一低い山

例としてこちらが探究して見せたテーマは

世界一低い山

です。調べてみると真っ先に出てくるのはオーストラリアのビクトリア州にあるウィチプローフ山でした↓

この山の高さは43メートル、標高は148メートルとのこと。ちなみに、ここに登った人よりもエベレストに登った人の方が多いそうです。

 

ですが、ここで1つ疑問が湧きます。

もっと低い山が他にもあるような…

そう、例えば以下の通り。

宮城県にある日和山

標高は3メートル

以前はもっと高かったものの
東日本大震災で流されてしまい
一時消滅。

地元の人が砂利を使って作り直し
2014年に国土地理院によって承認

引用:http://cele-naru.com/smallest-mountain-in-the-world/

またもしかしたらこちらも候補と言えるかもしれません。

徳島県にある弁天山

日本一低い「自然の山」

毎年6月頃に山開きが行われる

引用:http://cele-naru.com/smallest-mountain-in-the-world/

しかし、調べてみると圧倒的強者がいました。
(これは本当に、山と呼べるのだろうか…)

中国にある静山

高さはたったの60cm

地価には48メートル近く埋まっており、山として認められているそうです。

引用:https://bq-news.com/bq180324a

こうやって調べていくと、また1つ疑問が湧いてきます。それはすなわち

山の定義とは何か?

ということ。調べてみると、山の定義は以下の通りらしいです。

1,地元住民が山と呼んでいること
2,地元自治体が公式名称としていること
3,国土地理院が記載を妥当と判断すること

国土地理院

これを踏まえてみてみると、日和山なんかはバッチリ国土地理院が定義するところの山と言えそうですね。しかしこれはあくまで国土地理院の定義。そうなると世界的にこれらが世界一低い山だと認められていないのは世界的には山と認められる定義が別にあるのかもしれませんね。

今回の探究でのリサーチではそこまでたどり着くことはできませんでしたが、一応見つけた話としては

単純に低すぎて丘とみなされてしまうという

ということでした。ウィチプローフ山も丘なのか、山なのか、議論がなされたようです。

個人ワークと発表

今回参加してくれた生徒さんは、次のような探究と発表をしてくれました!

選んだテーマ「世界一暑い国」

「ジブチ共和国」

海抜が低く、最も低い場所でー154メートル。海抜が低い場所では空気が多く、気圧が高くなり、気温が上がる。過去に記録した最高気温は約70℃

暑さの理由

も調べて発表してくれたのはGood。簡単に言えば

山に登ると気温が下がる

この逆の現象が起きているとうことなのですね。

まとめと感想

今回は、参加者からこのような感想をいただきました。

今回の探究を通じて、新しいことも学ぶことができました。いつもとは違いましたが、新しいことを知れて良かったです。

今回はどちらかというと趣味の色が強くなってしまったかもしれませんが、楽しんでもらえていたら何よりです。今度こそ、またいつもの教科書探究に戻ると思います。次回は理科探究の予定ですので、お楽しみに!

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