第21回 探究「日本人の教養」
第21回 『探究』型学習コース実施!
今回のテーマは『日本人の教養』について。
「日本の高校生が最も学ぶべき必修科目意を1つ作ってみよう」
と、いうことで第18回に実施した「高校」に引き続き、教育をデザインする探究でした!
江戸時代の日本では、
・武家の学び=武家の地位を保つための教養として兵学や儒学
・庶民の学び=生活のために必要な基礎教養として読み書き算盤
を学ぶような教育が存在しており、
また夏・殷・周時代の中国では
・小学=人として(生きるうえで)大事なこと・必要なこととして、掃除、接待、弓、読み書き、狩猟…
・大学=自己を高め、理を究めて人を治める帝王学
中世ヨーロッパでは
・神職やカトリックの信徒を育成するための教会教育
・封建領主の土地を守る専門家(戦士)を育成するための騎士道教育
・商工業の発達を支え、人口増加に伴うニーズにこたえるためのギルド内教育
といったように、それぞれの時代や場所においてその時々で必要なものに応えるための教育が実施されていました。では現代日本ではどのような学びが必要なのでしょう。と、いうことで今回は、高校生が一律で受けるべき
「必修科目」を「1つ」
考えてもらいました。ちなみに、
・必修科目=日本国民が一律で学ぶべきもの
・1つ=あえて1つに絞るとしたらどれか(最も優先度が高いものはどれか)
という仕掛けでした。
では、個人ワーク及びグループワークで出てきたアイデアたちです。
・キャンプ
→COM力、主体的に動く、役割分担、体力向上、チームマネジメント
・政治教育
→民主主義国家なのに、投票率が低すぎるので
・外国語
→外国語を学ぶことで、他国の技術や文化を吸収できるから
・家庭教育
→将来自分が親になったときにどう子供を育てるか
・歴史探究・古典探究
→過去から学ぶ
・自由探究科
→からの「誰かに教える科」
・NANPA!=心理学+歴史+兵学
→為政者の作り方、為政者に取り入る方法(おっさんコロコロ)、為政者の末路、戦争のおこりと勝敗、選挙のおこりと勝敗、洗脳とその解き方、交渉術
NANPAって、面白いですね。でも、アリです。笑
「誰かに教える科」「家庭教育」など、他にもなるほどなぁと思わされるアイデアがたくさんありました。
一応、私自身もいくつか考えていたのですが、予想以上に自由な発想が出てきて、良い探究だったのかなと思います。
参加してくださった方々、ありがとうございました!また、やりましょう。
次回は 6/6 (木)
次回もまた、面白くて学びになる探究の場を提供してまいりますので、お楽しみにッ!