第98回「災害に備える」

第98回 探究型ワークショップ実施!
 
【アイスブレイク】
・自己紹介
・私はこんな人です!
・「人生で一番怖かった体験」をほんの少し教えてください。
※あんまり語りすぎるとビビってしまうので軽く(笑)
「人生で一番怖かった体験」について、それぞれお話いただきました!
 
 
【インプット】
深く考え皆で話し合っていくために、まずは以下の事項を皆で共有しました!
 
◯阪神・淡路大震災
1995年(平成7年) 1月17日午前5時46分
 
◯激甚災害(指定)
規模が甚大で国民生活に深刻な影響を与えた災害に関して、地方公共団体と被災者に対する特別な支援のために国が行う災害指定。
 
◯近年の主な激甚災害
・2011東日本大震災 
・2016熊本地震 
・2004新潟県中越地震
・2018西日本豪雨 
・2020年九州豪雨
・2000三宅島火山
 
◯災害について
災害というのは、
人的被害も、物質的被害も含めて、
取り返しのつかないことが多々あります。
ことばは難しいですが、
幸か不幸か、
そこから、いろんな教訓を得るのだと思います。
 
◯阪神淡路大震災後変化したこと
①耐震基準・建築基準法
②災害対策基本法・交通規制
③DMATの配備
 
◯これから起こるとされている災害
・南海トラフ地震
・首都直下型地震
・富士山の噴火 などなど
これらのことについてみていきました。
 
 
【問いかけ】
大きな災害を考えたとき、「一番備えておかないといけないこと」はなんでしょう。
※国家視点でも個人の視点でも、どんな捉え方でもOKです。
 
 
【探究】
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個人視点で考えること
→どんな災害が起こったとしても大事になってくるであろうものは「水」だと思う。
→なので、水を備蓄することが一番備えておかないといけないこと
サバイバルにおいて、生き残るために重要なこと
「食料がない状態」では3週間生き残れるが水無しでは3日間しか生き残れない。
そのため、備えるならば水を用意しておく。
他に考えたこと
常に備えるべきことは、どんな災害でも「当事者」であるという意識を持つことだと感じた。
 
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焦りや恐怖心からくる人間のパニック行動
まずは落ち着く。
ただし、瞬時の判断は必要
適当に聞いていたことが災害時に役立つことがある。
 
<トイレットペーパー問題的な…
<*あれも生産能力は十分だったわけですもんね
<(生きててよかった。。。
 
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〇国家視点
(街に一人、波紋使い)
 
〇個人~小規模コミュニティ
火山の噴火
地震
津波…etc
 
日常が機能しなくなった場合に、やる必要があること。
・生き抜く
・助け合う
⇒サバイバル?
 
個人レベルではとにかく生き抜くことが第一だと思うから、
例えば自転車に乗れる、
足し算ができる、
文字が読める、
のと同じくらい、生き抜く練習はやっておくのが良いと思う。
 
そもそも都市が崩壊しないようにするとか、
食糧を備蓄するとか、
色々あると思うけど、
あえて一つに絞るとしたら、「生き残ること」だと思いました。
 
どうするか。
⇒一人で生き抜く、あるいは5人くらいで生き抜く練習を義務教育に入れられないだろうか。
(一見すると、軍事教育みたいにも見えるかもしれないが…)
あ~、、一人よりは5人の方が良いかな。
ランダムで組んだ5人チームで協力し合い、ミッションをコンプリートする練習。
料理や治療、応急手当など、必須のスキル。
知識面はバッチリ!
けど、、ちょっと実践に欠けるように思う。
(実践のハードルが高いのは分かるが…)
 
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〈 米国「防災スローガン(標語)」認知度 〉
1位は「Stop, Drop, and Roll」(止まれ、倒れろ、転がれ)
:消火法
 
2位は「If You See Something, Say Something.」(なにか見たらなにか言おう)
:テロ
 
3位は「Duck and Cover」(伏せて頭を隠せ)
「Get inside. Stay Inside. Stay Tuned.」
(建物に逃げろ。建物内にとどまれ。ニュースを聞け)
 
4位は「Prepare, Plan. Stay Informed.」(備えて事前に計画。情報を集めよう)
 
5位は「Don’t wait. Communicate. Make your emergency plan today.」
(すぐやろう。話し合おう。今日中に危機対応策をつくろう)
 
6位は「Run. Hide. Fight.」(逃げろ、隠れろ、(ほかに方法がないなら)戦え)
 
7位は「Turn Around. Don’t Drown.」(戻れ、溺れるぞ)
 
8位「Drop, Cover, and Hold On.」
(伏せろ、頑丈な物の下に隠れろ、なにかにつかまれ)
「てんでんこ」(≒まずは自分の命を守れ)
 
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【ファシリコメント】
今回もご参加ありがとうございました。
今年は東日本大震災から10年という節目の年になります。
また、去る1月17日は阪神淡路大震災から26年でした。
今回ファシリを務めた自分自身は、神戸市東灘区出身で高校1年生のときに阪神淡路大震災を経験しました。
このことを念頭に、本日のテーマで探究を企画させていただきました。
阪神淡路大震災を節目に、いろいろと変わった社会の常識や法律があります。
そんなことに少し触れつつ、
災害の多い国である日本において、
これからも未曾有の災害は起こるだろうことを意識したとき、
いったいどんな備えをするのが良いのか、
一人一人の自由な視点で出し合ってみました。
ちなみに進行役の自分は、
「首都直下の地震や富士山の噴火などを考えたとき、極度の首都圏集中の国家機能はうまく分散させておくべきではないのかな」
と思っていたりします。
今日も皆さんのいろいろなご意見から、たくさんの気づきと学びがありました。
あらためて今年の3月11日は、特別な思いをもって、また未来にも思いを馳せて迎えたいと思います。
【ファシリテーター 大庭】
 
 
参加してくださった皆様、ありがとうございました!
是非またやりましょう!
 
次回は第99回『学校には行った方が良いか』を予定しております。
今後もまた面白くて学びになる探究の場を実施していきますので、お楽しみに!
探究

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