第95回「音」

第95回 探究型学習コース実施!
 
【アイスブレイク】
・自己紹介
・私はこんな人です
・音のソ◯リティ「あなたの好きな音」
あなたの好きな音について、それぞれお話いただきました!
 
 
【インプット】
深く考え皆で話し合っていくために、まずは以下の事項を皆で共有しました!
 
〇音ってなんだろう?
「振動」が色々なものを介して耳に届いたもの
 
〇音の大きさ、高さ
大きさは振幅、高さは振動数で決まる
※周波数(ヘルツ)[Hz]→1秒間で振動する回数(=波の個数)
 
◯純音 pure tone(s)
→一切の雑音を含まない音
※ラジオの時報
 
◯倍音 harmonic overtone(s)
→低い「ド」の音を出すとそれよりも高い「ド」が一斉になりだす
(共鳴する)
 
◯純音 pure tone(s)と楽音 musical tone(s)
→様々な高さの純音が含まれている音
※「あ〜」って伸ばしたときの声、楽器の音
 
◯噪音 unpatched sound と騒音 noise
・「噪音」 unpatched
→強さと音色はハッキリしているが、音程が不明瞭
※ぶつかる音、ものが壊れる音、打楽器の打撃音
※打楽器は基本的に「噪音」と「楽音」を出す
・「騒音」 noise
→不快な音(そのまま)
 
◯音色について
→含まれる高さ(ヘルツ)と組み合わせによって音色が決まる
 
◯f/1ゆらぎ
・「ゆらぎ」→平均値のズレ・ランダムな変動
・人は五感を通して「f/1ゆらぎ」を感じると生体のリズムと共鳴し、快適感を感じると言われている。
※揺らぎ方に規則性があると、単調で飽きられてしまう
※揺らぎ方に規則性がなさすぎても、不快に感じられる
・適度な揺らぎ(f/1ゆらぎ)が用いられている楽曲
Ex:天国と地獄 序曲、旅立ちの日に など…
 
◯スズムシの泣き声
スズムシの泣き”声”
→西洋人にとっては雑音
感情音(泣,笑,嘆,甘)、自然音、泣き声などに対し、西欧人は右脳で反応し、日本人は左脳で反応している
 
◯音象徴
→音によってイメージするものに影響が出る現象
についてみていきました。
 
 
【問いかけ】
「日本を象徴する音」を使って、外国人に日本を紹介することになった。どんな音をチョイスする?
※ただし作曲されたものはナシとします。
 
 
【探究】
 
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日本を象徴する音
「鶯の初音」(春)
「雷鳴」(夏)
「刈穂」(秋)
「降雪」(冬)
 
>春夏秋冬に音がある、って素敵ですねえ!
>「雪の音」と言っても、色々な音がありますねぇ
 
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天ぷらをあげる音
寿司を握る音
この2つを聞いて日本の食べ物を見るとより美味しそうに見えるから
聞いていて心地よい
 
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お年寄りの声
なぜなら、日本を象徴 する音は?
→日本語
→しかし話す人により色々違う
→その中で お年寄りの声
>日本を象徴する=日本語
>喋る人によって感じ方が違ってくる
>石川啄木、ホームシックになって東京駅に東北の訛りを聞きに行く
>訛り=地方を象徴する音
>ふるさとの訛なつかし停車場の人ごみの中にそを聴きにゆく-石川啄木
>そ(なまり)ですね
 
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カエルの声
黒電話 
泣く議員 
>うちのカエルは鳴かないっす
 
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ししおどしの音
神社の雅楽のヴワァァァァァァァァァァてやつ(どうか伝わりますように)
都会の車の通る音お抹茶立てる音 
カサカサチャカチャカの音声優さんの声 
世界をめっちゃ見たわけではないけどほんとすごい
 
>すっごい自分の印象に残っている音って、皆さんありそうですね!
>笙(しょう:古典楽器)かな?
 
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【日本を象徴する音は?】
1、ニュートリノ(チェレンコフ光)地下1000メートルに5トンの超純水
2、『4分33秒』ジョン・ケージ聞くべき沈黙。
3、雨の音緑雨かな 玲瓏(れいろう)として瀧の齢(たきのとし)」
鳴翠雨(すいう):新緑の季節
黒雨(こくう):空が暗くなるほどの雨
白雨(はくう):夕立等など…
*四季の雨、気持ち(感じ方)がある音
 
>究極の水
>和敬静寂
>無音というのは音なのかな?どうなんだろう?
>場を楽しむ?
>雨の音….いいわぁ
>雨の音は好きなのに雷雨は嫌いな人が多いのはなんでだろう?
>慣れてしまうと…
>ビルの工事音がないと眠れない
>アイソレーションタンク 
>(瞑想ポッド)ですね
 
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【ファシリテーターより】
いつもありがとうございます。MWCの木原です。
今回は「音」についての探究ということで、
私たちの身の回りにあふれる様々な音の中から、
「日本らしい音」について考える回を企画してみました。
今回のテーマは、実は以前の探究でなされた議論の中に出てきた話題から引用しており、
音楽ってとても奥が深いよね!
というトークをきっかけに今回のテーマでやってみようと思った次第でございます。
今回も、非常に幅広い視点の意見が出てまいりました。
日本らしいとは何か、
音から受け取る印象、
反対に全く音が聞こえなかったら?
心地よい音は人による?
心地よい音は探究され続けている
などなど、興味深い議論が数多く展開され、私自身も多くの気づきや学びをいただきました。
また議論の中で
無音というのは音なのか?
雨は好きだけど雷雨は嫌いと言う人もいる
など、今後の探究の種になりそうな話題も出てきているので
また機会があれば深堀していければと思います。
参加してくださった皆様、ありがとうございました!
是非またやりましょう!
 
次回は第96回『日本食』を予定しております。
今後もまた面白くて学びになる探究の場を実施していきますので、お楽しみに!
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