第61回「ごみ問題」
第61回 探究型学習コース実施!
(今回も、オンラインで実施いたしました。)
【アイスブレイク】
今回は、自己紹介with”好きな観光地紹介”という形で実施。
あなたが好きな観光地、もしゴミだらけになってしまったら、好きでいられるでしょうか…
と、いうわけで、何となくテーマに繋がる内容とさせていただきました!
【インプット】
今回はテーマ『ゴミ問題』ということで、インプットセッションでは以下のような内容を皆でシェアしていきました。
・日本では、年間4000万tのゴミが排出されている
・そもそもゴミ問題とは何だろう→まずはゴミの歴史を振り返ってみる
・古代の貝塚
・奈良平安時代の、宮中ゴミ処理係(ゴミで衛生環境悪くなる→疫病流行る→遷都、という説もあるらしい??)
・江戸時代のゴミ捨て場&ゴミ回収役人
・明治時代にはそれが国営化
・昭和に入ると、”化学製品”の登場により埋めるも燃やすも難しくなってしまった…
・そして現代のゴミ問題(と、言われているもの)
・画期的な取り組みをするスタートアップなども出てきているが…?
【問いかけ】
ゴミ問題の解決とはどういう状態なのか。また、どうすれば達成できるのか。
【探究】
☆問題の解決とはどんな状態なのか?
→そもそも人間にとってごみ問題は”どうでもよい”
問題は「時間と共に人間が住む場所が少なくなること」なので、『人間が住む場所が半永続的に保証されること』が解決と定義する。
☆そもそもどんな問題?
今の状態が続くと、、
アネクメーネ拡大>エクメーネ拡大
(*ここでは、人類不適環境>人類快適環境、の意味)
↓
☆なんで?
資源枯渇:使う資源>貯まる資源(たまるはゆっくり、使うのはすぐ)
+
環境汚染
↓
☆原因は?
再利用コスト>新規生産/生成コスト
+
(人間がいるから≒人類が役に立つ発見をし続けるかぎりはなくならない
*処理不能物を食べる細菌だって生態系への影響は不明ですし)
↓
☆解決アイデア
1、おこずかい方式(もらった分だけ使えばいいじゃん!)
(生産されるエネルギーと消費されるエネルギーの問題なので、太陽光+地熱の総量を国連が割り当て、超過分はお金でまかなう(これは保護や対策に回される)
2、独裁管理(できない奴は処罰!)
*購入・廃棄データ追跡(買うと携帯(GPS)にリンクされる)
(pm2.5などは国単位で追跡)
*ルワンダの例(国家で厳しくやったらスーパー綺麗になった)
3、気にしない(人類の創意工夫に期待!)
*そのうち再利用コスト<生産コストになるOR先程の分解プラスチックのように科学技術の発展がそれを解決する(はず)
4、良いところを活かす(≒処理せずそのままの形で使えないかを考える)
(例:使用済みのペットボトルはその永続性を生かし、今年最高のアーティストの作品材料につかわれる≒半永久に保持)
5、原始時代にもどる(解決になってない)
6、人間いなくなる(え?)
7、宇宙へ行く
(都合よくよい星が見つかる想定:現在は絶望的)
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ゴミ問題の解決とはどういう状態なのか?
→循環型の社会になること(エコロジカルレボリューション)
☆プロセス 最終ごみ処理場の制限・人々がごみ問題によって自分たちの暮らしに影響が出ることに気づく
↓
人々のエシカル消費思考・教育 サスティナブルな商品開発・商品選択
↓
循環型社会(コストや便利さでは今と比べて劣る点がある)
☆私たちが今するべきこと
・ゴミの現状を周りに浸透させていく
・自分の暮らしでゴミの減らしていく意識をする
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①ごみ問題とはどういう状況なのか
・ごみを捨てる場所がなくなり、どこにゴミを捨てるか行政が争うこと
・ごみを不法投棄する人がたくさんいることで環境破壊や健康被害を及ぼすこと。
②どうすれば達成できるのか
いずれにせよゴミを減らすと二次被害を最大限減らすことができる。
〇ごみに関するコロナ並みの大問題を発生させる
⇓
〇ごみに対する国民意識を挙げる
→SNS(インスタやYouTube)等で発信 → コロナのような危機意識を高める
〇リサイクルコンテストを開催し、国民からアイデアをもらう
〇国連の機関の一つにIGR(international gabage recycles) を設立
→予算を世界で補う
〇ごみを捨てたくなるようなゴミ箱を設計
→(例)タピオカ専用ゴミ箱
〇ごみ箱の設置台数を増やす
〇ブラックホールに投げ込む
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☆ゴミ問題の解決とはどのような状態か?→ゴミによる健康被害がない状態
☆どうすれば達成できるのか?
→全ての人にゴミの分別の知識が備わり、無意識にそれをしている状態をつくる
→小学校や中学校でリサイクルに関する知識を教えること
→ドイツのようにゴミ収集場所にゴミ別のゴミ箱を配置する→ドイツは曜日別
世界に目を向けるならフィリピンのスラム街等ではごみのある所に住むのが当たり前の状態になっている。そのような環境の人が教育が通じるのだろうか
ゴミ箱の色の話なら小さい頃から習慣化させることができれば教育云々関係なくゴミ箱見たら捨てたくなるかな〜って思いました
たしかにプラスチック安いですもんね
ですよね〜
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☆ゴミ問題の解決とはどういう状態?
プラスチック製品は生産してもよい。しかし、それが使い捨てで埋めたり燃やしたり、もう使わず自然に戻せないのはいけない。
プラスチックやガラスなど燃やせないものは自然に戻せるor半永久的に使える状態
生ゴミなども戻せる状態に
使い捨て用のプラスチック製品はまずリデュースを目指す。
リユース、リサイクルをできるようにする。
☆どうしたら達成できるのか
○リデュース
・プラスチック袋の削減←既にある袋を再利用・使用など
行政が有料化をするべき。(日本で7/1から施行される数円単位ほどではなくもう100円〜1000円単位くらいで)(日本は使い捨てプラスチックの使用量が世界で2番目)
・タピオカとかのは、どうせ捨てるだけならお金を使って紙にする(豪の大手スムージーチェーン店Boostは紙カップ・紙ストロー)
↑
金vs環境(中国の話と同じ)
○リユース
・ラップ←シリコンラップ
企業がアイディアを出す、国民が賛同するようなアイディアがあれば、行政が経済的支援をする→国民的ブランドになったりする(ダイソンとかもエコになってきたりしてる)
○リサイクル
・今は分解できるものもしていない?←なら分解する!そこからもとの製品を作る・別の製品を作る!
↑
でもリサイクルには同等以上の量のプラスチックが必要らしい。だから海のゴミを全部集めて全部リサイクルしちゃえ!!
(以下突拍子もない意見)
○このまま20年かけて土地をゴミだらけにする
→したら(多分臭くなる・し人口増加しているのに人工住む場所が無くなる
→私達の子孫が怒り始める
→やっとみんな持続不可能なゴミ処理の仕組みをを全力で無くそうとし始める笑
○20年のうちに多分クジラとかカメとかがお腹にプラスチック沢山で絶滅・他の海洋生物も絶滅
→食糧なくなる
→陸の生態系にも悪影響が出る
→人類も危ないいことに気づきプラスチックゴミなどの消費も少なくなるのでは?(そこからなくなるか?)
↑エシカルの部分もここで気づきが広がる
↑コロナ並みの大問題=生死に関わる大問題やつと一緒?
○宇宙のゴミを片付ける事業をやっている人の話を聞いたら、一つ一つの微量のゴミを掃除するためには、ロケット打上のように計算して、一つ一つ掃除ロボットみたいなのを打ち上げるらしいです。
お金と時間がかかるんだそうです。
↑人間が諦めちゃう領域まで行っちゃって、エイリアンに復讐されたくないから宇宙にゴミを放り投げたくない〜!
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ごみとは→邪魔で不要なもの!
ゴミに関する問題とは、、
「ごみによって我々が不快な思いをする(生き物や自然が傷つけられている、かわいそう、人類の自滅が迫っている…も含む)
なので目指すべきゴールは
「ごみに関連して人類が不快な想いをしないこと!」
【対策】
①ごみ減らす
②ごみを遠くに追いやる
・・・・・・
~ダークネス~
③人を減らす(おっと…)
④ごみに慣れる
(部屋片づけない人は、汚い部屋に不快感を感じないのだ!)
☆ごみを出さないためには…
○小学生に徹底的にゴミの探究させる
→どんなゴミが出ているのか、どうすれば減るのか
○ごみが少なかった地域にお金あげる(多ければ罰金取る)
(処理費用が浮くので)
※中々ゴミが減らないのは、ゴミを減らすのが面倒くさいから
→イノベーションは競争から起きる!(本当??)
→なので、競わせるような仕組みを作る
○地球に穴掘る…?
→火山に投げ込む(燃やすのに地球の熱を利用)
→宇宙に飛ばすのは重力振り切るコストがかかるので、寧ろ重力使って地球内部に放り込む
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自分たちで出したゴミを自分たちの力のみで全て処理できるような状態
全てのもの(海洋プラスチック、スペースデブリなど)に対してどうにか活用できる方法を見つけた状態
最低限、今あるゴミの量から増えないようにする。
太陽に向けてゴミロケット ゴミを減らす、
無くすという行為を生活の一部に組み込む
潔癖症の人にする(催眠) ゴミ捨ててくれてありがとうの看板貼りまくる。
ゴミ箱に捨てるたび、ポイントもらえるシステムを全部に導入
【ファシリテーターより】
今回第61回ファシリテーターを務めさせていただきました、高校生の新宅 悠生と申します。
今回はゴミ問題の探究をしたのですが、まず、
『ゴミ問題とはなんなのか、いつ解決するのか』
という問いについて、読んでくださっている皆さまにも考えていただきたいと思っています。(お時間ある方は是非考えてみてください!)
中々明確な答えを出しにくい問いであると思うのですが、僕が熟考した上に出した僕なりの答えは
「ゴミ問題という言葉が使われなくなったらゴミ問題ってなくなってる」
というものでした。
“”ゴミ問題という言葉があるのはゴミに関する問題が世の中にあるからであり、ゴミに関する問題が人々の間で話題にならなければ、ゴミ問題はないと言えるのではないか””
こんな屁理屈みたいな答えが僕の答えになってしまったわけなんですが(自分で思いました)
ゴミ問題に関わらず、色々な視点から問題をみてみてください!
(面白い解決方法が見つかるかもしれません!)
話がそれましたね。
MWCで思うことは参加者の頭がとても柔らかいことです。
え、そんな解決法あるの?
とか、
そんなのいくら考えてもわかんない、、、
と思わされる意見がめちゃくちゃ多いんです!
今回のテーマについても自分はめっちゃ下調べしたうえで色々考えているのですが、自分が思いもよらなかったようなアイデアがたくさん出てきて驚きました!
(みなさん頭柔らかいって大事ですよ!)
ゴミ問題は発展途上国などではとてもリアルに実感することができるので、もし機会がありましたら、ぜひ着目してみてください!
参加してくださった皆様、ありがとうございました。またやりましょう!
次回は第62回『日本人の信仰』を予定しております。
今後もまた面白くて学びになる探究の場を実施していきますので、お楽しみに!